東京都

亀十 どら焼き

(かめじゅう どらやき)

行列のできる浅草雷門のどら焼き

浅草雷門前で大正末期に創業。古くからの手作りの味を守り続けている和菓子店。素朴な見た目に手作りの温かさが感じられます。

人気のどら焼きは、手作りのため、1日3000個限定。

焼きムラを意図的につけた、長年の職人の経験から生まれる手焼きの皮は、ふんわりと温かみのある触り心地で、ボリュームたっぷり。その中に自家製のあんがたっぷりと挟まれています。

黒あんは北海道十勝産の小豆をふっくらと炊き上げ、素材本来の風味を引き出しました。白あんは手亡豆(てぼうまめ)を使用し、クリーミーな優しい口当たりが特徴です。

詰まった粒あんの「黒あん」と、滑らかな舌触りが心地よい白あん、「白あん」のどちらも見逃せません!

「東京三大どら焼き」と称される絶品どら焼きが、上野の「うさぎや」、東十条の「草月」、そして浅草の「亀十」です。

亀十の店名は由来がはっきりしないものの、長寿で縁起の良い「亀」と、数の最大を意味する「十」を組み合わせたと伝えられています。

亀十の看板商品である最中と羊羹は創業当初から変わらず店頭に並び続けています。戦中や戦後初期、砂糖が高価であったため、最中にたっぷりと盛ったあんこは贅沢品でしたが、その斬新なアイデアが人々を驚かせました。

1990年代後半に話題となった「生どら焼き」が人気に火をつけ、和洋折衷のスタイルが拡がる中で、伝統的な亀十のどら焼きの名声も広がりました。その結果、開店前から行列ができる光景が日常となりました。

どら焼きはすべて手焼きで、焼き専門の職人と餡付け専門の職人が協力して製造されています。1日平均で3000個のどら焼きを手がけるそうです。

亀十のどら焼きは保存料や添加物を一切使用せず、小麦粉と砂糖と水、少量の重曹を使って作られています。絶妙なバランスと職人の技によって、ふわふわの生地と甘味のあんこが調和しています。

小豆あんと白あんの2種類があり、どちらも手作りで丁寧に炊き上げられています。このどら焼きは、甘さ控えめの商品が多い中で、程よい甘さで計算された味わいが楽しめると評価されています。

待ち時間の平均は30分から1時間程度で、ネット販売は行っていないため、どら焼きを手に入れるには「並ぶ」ことしか方法がありません。

この逸品はいつものおやつや贈り物として喜ばれるため、たとえ並ばなければならなくても買う価値があると感じている人々が後を絶えず、列が延びる理由です。

Information

名称
亀十 どら焼き
(かめじゅう どらやき)
住所
東京都台東区雷門2-18-11
営業時間

10:00〜19:00

定休日

不定休(月1回程度)

アクセス

東京メトロ銀座線2番出口から徒歩1分