足立区都市農業公園は、東京都足立区鹿浜のスーパー堤防上に位置する足立区立の公園です。1984年(昭和59年)に開園し、芝川が荒川に注ぐ河口付近にあり、南側は荒川河川敷緑地に面しています。農業体験や自然とのふれあいを提供する場として、さまざまな施設が整備されています。
都市農業公園は全国各地に作られている農業公園のひとつで、自然とのふれあい、植物栽培、園芸、農業への理解と教育、市民の憩いのために設立されました。公園内には、田畑や果樹園、温室、足立区内から移築された古民家など、東京郊外で行われていた農業を伝える施設があります。また、芝生広場や児童遊具など、家族で楽しめる施設も充実しています。
1995年(平成7年)10月にはリニューアルオープンし、地域の人々に愛される公園となっています。荒川土手側の入口にはレストハウスがあり、荒川の河川敷道路から芝川自転車道が分岐しているため、サイクリング愛好者の休憩スポットとしても人気です。
入園は無料で、早朝や夜間、年末年始などの時間帯は休園となります。1996年には「手づくり郷土賞」を受賞しており、その取り組みが評価されています。
都市農業公園は最寄りの鉄道駅からは遠いため、アクセスにはバスの利用が便利です。以下は主なアクセス手段です。
鹿浜五丁目で下車し、南へ徒歩5分ほどで到着します。
都市農業公園には、マイカーや観光バス向けの駐車場も整備されています。駐車場は首都高速川口線の高架下にあり、最寄りは鹿浜橋出入口および東領家出口です。また、環七通りにも近く、車でのアクセスも良好です。
都市農業公園は入園無料ですが、早朝夜間および年末年始などは休園となるため、訪問時には事前に開園時間を確認することをお勧めします。特に週末や祝日、イベント開催時には混雑が予想されるため、余裕を持った計画を立てるとよいでしょう。
足立区都市農業公園は、都市の中で農業体験や自然とのふれあいを提供する貴重な空間です。家族連れやサイクリング愛好者、農業に興味のある方々にとって理想的な訪問先であり、季節ごとの美しい景観を楽しむことができます。東京都内でのリラックスしたひとときを過ごしたい方におすすめのスポットです。