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尾久 八幡神社

(おぐ はちまん じんじゃ)

八幡神社は、東京都荒川区西尾久に鎮座する神社で、尾久八幡神社とも呼ばれます。旧上尾久村、旧下尾久村、旧船方村の総鎮守として古くから地域の人々に親しまれてきました。神社の旧社格は村社です。

御祭神

主祭神

応神天皇が主祭神として祀られています。応神天皇は古くから農工商の神様とされ、また学業成就、交通安全、商売繁盛、除災招福、病気平癒、金運などに恵まれるとの御神徳が広く氏子崇敬者に伝えられています。

八幡神社の由緒

八幡神社の正確な創建年は不詳ですが、鎌倉時代末期の正和元年(1312年)に尾久の地が鎌倉の鶴岡八幡宮に寄進された頃にさかのぼると考えられます。神社に残る棟札には、至徳2年(1385年)に社殿が建てられたことが記されており、南北朝時代以前には既に勧請されていたことがわかります。古くから尾久の総鎮守として地域の人々に信仰され、共に栄えてきました。

境内末社

厳島神社

境内には末社の厳島神社があり、御祭神として市杵島姫命を祀っています。厳島神社もまた地域の人々に守られ、大切にされている存在です。

例大祭

八幡神社の例大祭は毎年8月の第一土曜・日曜に開催されます。特に4年に一度の例大祭は神幸祭と呼ばれ、馬や山車、神輿の行列が地域を練り歩く盛大な祭りとなります。この祭りは地域の結束を強め、伝統と文化を守り伝える重要な行事です。

文化財

八幡神社は、いくつかの重要な文化財を有しています。

上尾久村村絵図

この絵図は荒川区指定有形文化財(古文書)として保存されています。尾久の歴史を知る上で重要な資料です。

八幡神社棟札

八幡神社に残る棟札は、荒川区指定有形文化財(歴史資料)であり、神社の長い歴史を物語る貴重な資料です。

手水鉢(享保14年9月吉日銘)

境内には、享保14年(1729年)に奉納された手水鉢があります。この手水鉢は荒川区登録有形文化財(歴史資料)として指定されており、その歴史的価値が認められています。

氏子地域

八幡神社の氏子地域は以下の通りです。

アクセス

八幡神社へのアクセス方法は以下の通りです。

八幡神社は、歴史と伝統を大切に守り続け、地域の信仰の中心として今も変わらずにその役割を果たしています。参拝者は神社を訪れ、神々のご加護を受けることができるでしょう。

Information

名称
尾久 八幡神社
(おぐ はちまん じんじゃ)

日暮里・北千住

東京都