ダイバーシティ東京は、東京都江東区青海に位置する複合商業施設およびオフィスビルです。この施設は、三井不動産商業マネジメントが運営する「ダイバーシティ東京 プラザ」と、サンケイビルが運営する「ダイバーシティ東京 オフィスタワー」から構成されています。ダイバーシティ東京は、その独特なデザインと充実した設備で、国内外からの観光客やビジネスパーソンに愛されています。
ダイバーシティ東京は、東京都港湾局が進める「東京臨海副都心計画」に基づき、青海地区の約1万坪の敷地に建設されました。この計画のもと、三井不動産、大和ハウス工業、サンケイビルが共同で事業コンペに参加し、2007年に都市型複合施設のプロポーザルが評価されて採用されました。その結果、フジテレビジョンがイベントプロデューサーとして加わり、2012年4月にダイバーシティ東京がオープンしました。
ダイバーシティ東京は、敷地の中央部に商業施設である「ダイバーシティ東京 プラザ」を据え、北側には立体駐車場、南東部には「ダイバーシティ東京 オフィスタワー」が配置されています。また、シンボルプロムナード公園沿いにはフェスティバル広場が設けられ、さまざまなイベントが開催される場となっています。さらに、プラザの屋上には屋上菜園「都会の農園」があり、敷地全体で約40%の緑化率を実現しています。
ダイバーシティ東京の名称は、一般公募で寄せられた3,762件の候補から選ばれました。その中から6案に絞り、フジテレビ主催のイベント「お台場合衆国2011〜ぼくらがNIPPON応援団!〜」の来場者投票によって最終決定されました。2011年8月29日に正式に発表され、ダイバーシティ東京の名前が広く認知されるようになりました。
ダイバーシティ東京 プラザは、三井不動産商業マネジメントが運営する商業施設で、国内外の観光客やファミリー層をターゲットにした「劇場型都市空間」として設計されています。この施設には、さまざまな物販店や飲食店、ライブハウス、アミューズメント施設が入居しており、多彩なエンターテインメントを提供しています。
ダイバーシティ東京 プラザのフロアは、ファッション、グルメ、エンターテインメントといった多彩なテーマで構成されています。1階から7階までの各階には、ユニクロ、H&M、ZARAなどの有名ブランドショップや、東京グルメスタジアムと呼ばれるフードコート、さらにはライブハウスやアミューズメント施設などが並んでいます。
ダイバーシティ東京 プラザの屋上には、都会の農園と呼ばれる屋上菜園があり、訪れる人々に緑豊かな空間を提供しています。また、2階のフェスティバル広場には、実物大のユニコーンガンダムが展示されており、一定の時間帯にはユニコーンモードからデストロイモードへの変形演出が行われます。夜間には、ライトアップとともに大型ビジョンで特別映像が映し出され、多くの観光客を魅了しています。
ダイバーシティ東京 オフィスタワーは、地下1階、地上21階建てのオフィスビルで、高さは104.54メートルです。このタワーには、フジテレビの各部署やフジ・メディア・ホールディングス傘下の関連企業が多数入居しており、ビジネスの拠点として機能しています。また、三井生命(現・大樹生命)などの企業もこのオフィスタワーに本社を移転し、東京臨海副都心エリアの一翼を担っています。
ダイバーシティ東京は、公共交通機関でのアクセスも非常に便利です。りんかい線「東京テレポート駅」から徒歩3分、ゆりかもめ「台場駅」から徒歩5分という好立地にあり、多くの人々が訪れやすい場所に位置しています。また、都営バスやリムジンバスの利用も可能で、羽田空港からも直接アクセスすることができます。
ダイバーシティ東京は、商業施設としてだけでなく、ビジネス拠点としても多くの機能を持つ魅力的な場所です。緑豊かな空間や充実したエンターテインメント施設が訪れる人々を楽しませるとともに、オフィスタワーには多くの企業が入居し、東京臨海副都心エリアの発展を支えています。ぜひ一度訪れて、その魅力を体感してみてください。