パナソニック汐留美術館は、東京都港区東新橋に位置する私立美術館です。パナソニック株式会社のエレクトリックワークス社が運営しており、東京・ミュージアムぐるっとパス対象施設として、多くの人々に親しまれています。
パナソニック汐留美術館は、東京都港区東新橋の汐留シオサイト内にある、パナソニック東京汐留ビルの4階に位置しています。このビルは、かつて「ナショナルセンター東京」として知られており、現在は「パナソニック リビングショウルーム東京」として機能しています。
この美術館は2003年(平成15年)4月に「松下電工 汐留ミュージアム」として開館しました。その後、2008年(平成20年)10月1日に松下電工が「パナソニック電工」に社名変更したことに伴い、「パナソニック電工 汐留ミュージアム」に名称が変更されました。さらに、パナソニック電工がパナソニックへと合併されたことで、「パナソニック 汐留ミュージアム」という名称となりました。
開館以来、パナソニック汐留美術館は博物館法の法定外施設として運営されてきました。しかし、2019年(平成31年)2月20日に東京都教育委員会から「博物館に相当する施設」(博物館相当施設)に指定されることとなりました。これを機に、同年4月1日に名称が「パナソニック汐留ミュージアム」から「パナソニック汐留美術館」へと変更されました。
パナソニック汐留美術館の収蔵品には、ジョルジュ・ルオーの油彩と版画が191点含まれており、そのため、この美術館はルオー専門美術館としても知られています。彼の作品を通じて、訪れる人々は深い芸術的な体験を得ることができます。
ルオーの作品に加えて、パナソニック汐留美術館では様々な企画展示が行われています。これらの展示は、住宅や照明、陶磁器といった生活に関連する美術品が多いのが特徴です。照明器具を扱う企業が運営する美術館らしく、照明器具を始めとする各種機器へのこだわりが感じられる展示が展開されています。
パナソニック汐留美術館は、その運営や活動が高く評価され、第17回西洋美術振興財団賞の「文化振興賞」を受賞しています。この受賞は、同館の文化的な貢献が認められた証しと言えるでしょう。
以下に、パナソニック汐留美術館が収蔵するジョルジュ・ルオーの主な作品を挙げます。
パナソニック汐留美術館へのアクセス方法や関連情報については、公式ウェブサイトや観光案内所で詳細を確認できます。美術館の公式サイトでは、最新の展示情報やイベント情報が随時更新されているので、訪れる前にチェックすると良いでしょう。