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夢の島公園

(ゆめ しま こうえん)

夢の島公園は、東京都江東区夢の島に位置する東京都立のスポーツ公園です。1957年から1967年までごみの最終処分場であった東京港埋立地「夢の島」を整備して造られ、1978年に開園しました。

公園の概要

夢の島公園は、東京都江東区夢の島の北西部に広がる大規模な都市公園で、敷地面積は433,212.23平方メートルに及びます。園内は、南北に貫く明治通りを挟んで西側と東側に分かれ、2つの陸橋「なぎさ橋」(北部)と「かもめ橋」(中央部)によって接続されています。

豊かな自然と植物

公園内にはユーカリ、フサアカシア、アキニレ、マテバシイ、クスノキなどの樹木が植えられており、高木は約10,300本、低木は11,700平方メートルの広さを誇ります。敷地の約11%(50,000平方メートル)は芝生で覆われ、豊かな自然が広がっています。当初は上野動物園でのコアラ飼育のためにユーカリが生産されていましたが、現在では日本最大のユーカリ林としてその名残を見ることができます。

スポーツ施設とイベント

園内には陸上競技場やバーベキュー広場があり、宿泊機能を備えた総合スポーツ・文化施設「BumB 東京スポーツ文化館」、熱帯植物園など様々な施設があります。これらの施設はスポーツやレクリエーションの場として多くの人々に利用されています。

文化と歴史の展示

園内には、原水爆による惨事を二度と繰り返さないよう願いを込めた「第五福竜丸展示館」があります。ここでは放射能汚染の悲劇を伝える資料が展示され、多くの人が訪れます。また、園内北岸には「東京夢の島マリーナ」があり、スポーツ、文化、教育的な要素を持つ東京港内の行楽エリアとなっています。

東京オリンピックの開催地

2020年の東京オリンピック・パラリンピックでは、夢の島公園はアーチェリー競技の会場となり、特設のアーチェリー場が設置されました。

公園の管理と利用

夢の島公園は指定管理者制度により、日比谷花壇など6つの民間企業からなる「アメニス夢の島グループ」が管理運営を行っています。また、園内の一部エリアや施設は江東区が管理しており、異なる運営者により管理されています。

イベントと祭り

夢の島公園では様々なイベントが開催されており、赤旗まつりなど大規模な催しも行われます。赤旗まつりは公園内の広範囲を使用して開催されますが、祭り開催中でも一般利用者は申し出ることで通常通り無料で入園が可能です。また、祭り参加者向けに熱帯植物館の入館料が割引されることもあります。

主要施設

夢の島熱帯植物館

熱帯植物館では、温室内に様々な熱帯植物が展示されています。開館時間は9:30から17:00(入館は16:00まで)です。

第五福竜丸展示館

放射能汚染の惨事を伝える展示が行われているこの館は、9:30から16:00まで開館しています。

東京スポーツ文化館(BumB)

スポーツや文化活動のための施設で、9:00から22:00まで利用可能です。

江東区夢の島競技場

陸上競技やその他のスポーツイベントが開催される競技場です。

東京夢の島マリーナ

東京港内でのマリンレジャーを楽しむことができる施設で、海辺の風景を楽しむことができます。

アーチェリー場

2020年の東京オリンピック・パラリンピックで使用されたアーチェリー場も園内にあります。

施設の利用案内

アクセス情報

夢の島公園へのアクセスは非常に便利です。JR京葉線・東京メトロ有楽町線・東京臨海高速鉄道りんかい線の新木場駅から徒歩2分の距離にあります。また、都営バスの「夢の島」停留所からもすぐです。首都高速道路湾岸線の新木場出入口からも約5分でアクセス可能です。駐車場は南側の第1駐車場と北側の第2駐車場の2カ所があり、第1駐車場では大型車の駐車も可能です。

Information

名称
夢の島公園
(ゆめ しま こうえん)

お台場

東京都