東京都 » 東京都内(23区) » 下北沢・三軒茶屋

馬事公苑

(ばじ こうえん)

馬事公苑は、東京都世田谷区上用賀に位置する公園で、日本中央競馬会(JRA)が運営する馬事普及の拠点として知られています。

公苑の概要

馬事公苑は、1940年東京オリンピックに向けて、日本の馬術選手を育成する目的で設立されました。しかし、同大会は日中戦争の影響で中止されました。その後、1964年東京オリンピックおよび2020年東京オリンピックで馬場馬術競技の会場として使用されました。

現在、この施設は多方面にわたる馬事の利用と馬事思想の普及を図る公共施設として、馬術競技場や競技馬の調教場、乗馬機会の提供場所として使用されています。さらに、競馬騎手の講習会場としても役立てられています。

歴史的背景

馬事公苑は1934年に帝国競馬協会(日本競馬会の前身)が土地を購入し、1939年に建設が始まりました。1940年に開苑し、その後、日本の競馬と馬術文化の中心地として発展してきました。1948年には国営競馬の開始に伴い、騎手養成所が復活し、1982年まで中央競馬の騎手養成が行われていました。

また、東京オリンピックにおいては1964年と2021年に馬術競技が開催され、2023年にはリニューアルオープンし、再び世田谷区上用賀の本苑での活動が再開されました。

競技会とイベント

馬事公苑では、JRA馬事公苑馬術大会、東京馬術大会、東京障害飛越選手権などの専門的な馬術競技会が定期的に開催されています。これらの競技会は、関東における主要な馬術競技会場としての役割を果たしています。

さらに、愛馬の日や馬に親しむ日、ホースショーなどのイベントを通じて、馬事文化の普及活動が行われています。これらのイベントでは、流鏑馬や軽乗演技、体験乗馬など、馬と触れ合う機会が提供されています。

施設の詳細

馬事公苑の施設は非常に充実しており、以下のような設備が整っています。

三つの苑訓

馬事公苑には以下の三つの苑訓があります。

未来への展望

馬事公苑は、2026年に開催される愛知・名古屋アジア競技大会の馬術競技会場としても利用される予定です。馬事普及と競技会場としての役割を果たし続ける馬事公苑は、今後も日本の馬術文化を支える重要な施設であり続けるでしょう。

Information

名称
馬事公苑
(ばじ こうえん)

下北沢・三軒茶屋

東京都