あんこを求肥で包み、きなこをまぶしたシンプルな和菓子。安政3年(1856年)創業の麻布青野総本舗で70年間味を変えない看板商品として高い人気を誇る。東京六本木のお店でしか手に入らない希少性も人気を高めている理由のひとつだ。俳優をしていた四代目の兄の「楽屋でも衣装を汚さず食べられる菓子を」という言葉をもとに、竹皮で包装した包装菓子が考案された。北海道産小豆あんに、もち米粉の中でも決め細やかな国内産羽二重粉を使用した求肥、栃木産の特製きな粉を使う。もちもちとした独特の食感に、長年通い詰めるファンも多い。