概要
TOTOギャラリー・間は、1985年にTOTO株式会社が社会貢献活動の一環として開設した建築およびデザインの専門ギャラリーです。展示スペースは、TOTO乃木坂ビルの3階および4階に分かれており、訪問者は3階から入場し、3階中庭から外部階段を使用して4階にアクセスします。展覧会の企画は、運営委員会によって行われており、選りすぐりの作品が展示されています。
沿革
TOTOギャラリー・間の設立とその発展には、数多くの建築家やデザイナーが関わってきました。以下に、その主な歴史的な出来事を紹介します:
1984年
安藤忠雄、川上元美、黒川雅之、杉本貴志、田中一光をメンバーとする「DAC(TOTO Design Advisory Committee)」が発足しました。
1985年
10月にDACメンバーの発案により「ギャラリー・間」が開設されました。この時、安藤忠雄、川上元美、黒川雅之、杉本貴志、田中一光が運営委員に就任しました。
1989年
TOTOギャラリー・間は「日本文化デザイン賞企業文化デザイン賞」を受賞しました。
1994年
TOTO乃木坂ビルの4階に「第2展示室」を増床しました。
1995年
TOTO出版と連動した展覧会関連書籍の出版を開始しました。
1996年
「空間術講座」を開始しました。
1997年
TOTOギャラリー・間は「毎日デザイン賞特別賞」を受賞しました。
2000年
地方大学との共催による巡回展を開始しました。
2002年
「メセナ大賞2002」の「情報発信賞」を受賞しました。
2010年
ギャラリーの名称を「TOTOギャラリー・間」に改称し、運営委員会を改選しました。安藤忠雄が特別顧問に就任し、岸和郎、内藤廣、原研哉、吉岡徳仁が運営委員に就任しました。
2012年
エルウィン・ビライが運営委員に就任しました。
2013年
TOTOギャラリー・間の代表である遠藤信行が「日本建築学会文化賞」を受賞しました。
2014年
妹島和世が運営委員に就任しました。
2016年
小嶋一浩、妹島和世、塚本由晴、エルウィン・ビライが運営委員に就任しました。
2017年
千葉学が運営委員に就任しました。
運営委員
現在の運営委員は以下の通りです:
- 安藤忠雄 - 特別顧問
- 妹島和世
- 千葉学
- 塚本由晴
- エルウィン・ビライ
開館時間
TOTOギャラリー・間の開館時間は以下の通りです:
- 火曜日・水曜日・木曜日・土曜日: 11:00–18:00
- 金曜日: 11:00–18:00
- 休館日: 月曜日・祝日・夏期休暇(お盆)・年末年始・展示替え期間
交通アクセス
TOTOギャラリー・間は、東京都港区に位置し、以下の駅からアクセス可能です:
- 千代田線乃木坂駅: 3番出口から徒歩約1分
- 大江戸線六本木駅: 8番出口から徒歩約6分
- 日比谷線六本木駅: 4a番出口から徒歩約7分
- 銀座線・半蔵門線、大江戸線青山一丁目駅: 4番出口から徒歩約7分