歴史
江戸時代の創建
金刀比羅宮の創建は、万治3年(1660年)に遡ります。この年、讃岐丸亀藩の藩主であった京極高和が、芝・三田の江戸藩邸に金毘羅大権現を勧請したことが始まりです。その後、延宝7年(1679年)には、藩邸の移転に伴い現在の虎ノ門に遷座されました。
近代以降の発展
昭和40年(1965年)には、虎ノ門琴平会館ビルが建設されました。そして平成13年(2001年)11月28日には、東京都選定歴史的建造物に選定されました。さらに、平成16年(2004年)11月30日には、虎ノ門琴平会館ビルを建て替えた新しい虎ノ門琴平タワーが竣工し、今日に至っています。
祭神
金刀比羅宮の祭神として祀られているのは、大物主神と崇徳天皇です。大物主神は、海の神として知られ、航海安全や商売繁盛の神として広く信仰されています。また、崇徳天皇は、その生涯に様々な伝説が残る人物であり、神としての信仰も厚いです。
年間祭典
毎月の祭典
金刀比羅宮では、毎月以下の祭典が斎行されています。
- 1日 - 朔日祭
- 10日 - 十日祭(月次祭)
- 9日 - 九日祭
- 20日 - 二十日祭
特別な年間行事
年間を通じて、多くの特別な祭典が執り行われています。以下はその代表的なものです。
- 1月1日 - 歳旦祭
- 1月9日 - 初こんぴら前日祭
- 1月10日 - 初こんぴら祭
- 2月3日 - 節分追儺祭/福豆撒き
- 2月11日 - 紀元祭
- 2月20日 - 祈年祭(としごいのまつり)/喜代住稲荷神社(末社)大祭
- 6月30日 - 夏越し大祓式
- 10月9日 - 大祭前日祭
- 10月10日 - 大祭
- 11月23日 - 新嘗祭
- 12月23日 - 天長祭
- 12月30日 - 年越し大祓式/鎮火祭/除夜祭
文化財
東京都選定歴史的建造物
平成13年(2001年)に金刀比羅宮は、東京都選定歴史的建造物として選定されました。この神社は昭和26年(1951年)に建設されたもので、設計者は伊東忠太です。建物は木造1階建ての構造で、かつては讃岐丸亀藩の屋敷社として勧請された由緒ある建物です。
交通アクセス
金刀比羅宮へは、東京メトロ銀座線虎ノ門駅より徒歩1分という便利な立地にあります。参拝者にとって非常にアクセスしやすい神社です。