ファーレ立川は、1994年10月に住宅・都市整備公団(現:都市再生機構)によって施行されたJR立川駅北口の米軍基地跡地(フィンカム交差点・ゲート付近)の再開発事業により誕生したエリアです。この記事では、ファーレ立川の概要や施設、アクセス情報などを詳しくご紹介します。
正式名称は「立川基地跡地関連地区第一種市街地再開発事業」で、開発面積は5.9ヘクタールに及びます。「ファーレ」という名称は、イタリア語の「創造する=fare」に立川の頭文字「t」を加えて「FARET」としたものです。
ファーレ立川は、「アートの街」としても知られています。北川フラム氏のディレクションのもと、36か国92人のアーティストによる109のパブリック・アートが設置されています。一方で、旧立川飛行場の「旧発動機講堂」などの遺構は再開発の過程で取り壊されました。
2014年度から2015年度にかけて、ファーレ立川は20周年を迎えました。この記念事業の一環として、市民団体や民間企業、市が協力して「ファーレ立川アート修復再生事業」を実施しました。このプロジェクトでは、風雨などで傷ついた40作品を元通りに修復しました。
ファーレ立川には、多くの商業施設や公共施設が立ち並んでいます。以下に代表的な施設を紹介します。
立川髙島屋S.C.は、2023年1月31日に百貨店区画の営業を終了し、その後11月14日に全館専門店としてリニューアルオープンしました。多くの新しい店舗が立ち並び、訪れる人々に新しいショッピング体験を提供しています。
パレスホテル立川は2023年12月31日をもって閉館しました。土地と建物は三菱地所レジデンスが取得し、今後は高層マンションが建設される予定です。
ファーレ立川は、JR中央本線、青梅線、南武線の立川駅北口から徒歩5分、または多摩都市モノレールの立川北駅から徒歩1分とアクセスも良好です。
ファーレ立川の周辺には、以下のような施設もあります。
TAMA MIRAI SQUAREは、多摩信用金庫の旧本店ビルで、2023年2月に地域の交流拠点としてリニューアルオープンしました。
広大な敷地を誇る国営昭和記念公園もファーレ立川の近くに位置しています。四季折々の美しい風景を楽しむことができ、多くの観光客が訪れます。
シネマ通りは、かつて基地の正門前の商店街として発展し、立川初の映画館があった歴史ある通りです。現在でも多くの飲食店やショップが軒を連ね、賑わいを見せています。
ファーレ立川は、再開発により生まれ変わったエリアであり、多くのアート作品や商業施設が集まる魅力的な場所です。アクセスも良好で、ショッピングやアート鑑賞、食事を楽しむのに最適なスポットとして、多くの人々に親しまれています。