立川防災館は、東京都立川市泉町にある防災体験学習施設です。1992年4月26日に開館し、英語表記では「Tachikawa Life Safety Learning Center」と呼ばれています。東京消防庁内での正式名称は「東京消防庁立川都民防災教育センター」です。
立川防災館は、災害に備えるための知識と技術を学ぶ場として、さまざまな防災体験プログラムを提供しています。以下は施設の概要です。
東京都立川市泉町1156-1(東京消防庁立川防災施設内)
開館時間は午前9時から午後5時までで、毎週木曜日と毎月第3金曜日、年末年始(12月28日から1月3日)は休館となります。ただし、国民の祝日にあたる場合はその直後の平日が休館日になります。
入場は無料です。
立川防災館では、災害時に必要な知識やスキルを実際に体験しながら学べる各種の体験コーナーがあります。
大型スクリーンに地震が起こった街の様子を映し出し、首都直下型地震に備えた行動や日頃の準備について学びます。
地震の揺れをリアルに再現したシミュレーション体験ができます。中学生以上は震度7まで体験可能で、小学生以下には震度に制限があります。
建物内での火災発生時における煙の恐ろしさや避難方法を学ぶことができます。「ホットドア」の特性についても体験を通して理解を深めます。
子どもたちが楽しみながら防災知識を身につけることができるコーナーです。
映像に映し出された火災を模擬消火器で消火する体験を通して、適切な消火方法や行動力を養います。事業所の自衛消防隊向けに、屋内消火栓を使った消火訓練も可能です。
震災現場を再現したリアルな空間で、要救助者の捜索から救出までの一連の行動を体験します。中学生以上が対象です。
胸骨圧迫心マッサージやAEDの取扱方法を学び、いざという時に備えた応急救護のスキルを習得できます。対象は小学4年生以上です。
VR技術を用いて、地震、火災、風水害などの災害を疑似体験できるコーナーです。小学2年生以上かつ身長100cm以上が対象です。
1階には、「こども防災体験広場」や「サバイバルクイズ」、「防災ミッションをクリアせよ」など、子どもたちが楽しみながら学べるコーナーが多くあります。2階には「日常生活事故防止コーナー」や「通報訓練コーナー」などがあります。
午前9時00分から午後5時00分まで
木曜日と第3金曜日(国民の祝日にあたる場合はその直後の平日)、年末年始(12月29日から1月3日)が休館日です。
以下の日は曜日に関わらず開館しています。
お好みの体験を4つ(土、日、祝日及び夏休み等は3体験)まで選択し、インストラクターがツアー形式で案内します。各体験の詳細は「施設案内」をご覧ください。
午前は9時15分から30分ごと、午後は13時15分から30分ごとに体験が開始されます。各体験の所要時間は30分で、最大利用者数は24名です。
利用する際は、事前に予約が必要です。また、24名以上での利用時は複数班に分けて案内されますので、詳細は電話で確認してください。混雑状況により希望の体験ができない場合や待ち時間が発生する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
〒190-0015 東京都立川市泉町1156-1
立川防災館では、楽しみながら防災体験を通して、災害時の行動や心構えを学ぶことができます。興味のある方はぜひ訪れてみてください。