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お鷹の道・真姿の池湧水群

(おたか みち ますがた いけ ゆうすいぐん)

お鷹の道・真姿の池湧水群は、東京都国分寺市西元町に位置し、武蔵野台地の国分寺崖線に沿って広がる名所です。ママがハケに沿って形成されたこの場所は、武蔵野台地の代表的な景観を持つ場所として知られており、1985年(昭和60年)には名水百選に選定されました。

真姿の池の湧水源

真姿の池は、その湧水の美しさと豊かさで知られています。1748年(寛延元年)から国分寺の周辺地域は、徳川御三家尾張藩の鷹狩の狩り場として利用されてきました。この鷹狩の道に沿って整備された小道が「お鷹の道」として知られるようになりました。

真姿の池の湧水は、「元町用水路」を経由して野川に流れ込んでいます。湧水の枯渇を防ぐために、中央鉄道学園の跡地が東京都立武蔵国分寺公園として整備され、その一部が水源林として保護されています。

受賞歴

「お鷹の道遊歩道」は、平成元年度に手づくり郷土賞「いこいとふれあいの道」部門を受賞し、さらに平成17年度には同賞の大賞を受賞しました。このように、この地域はその美しさと歴史的な価値から高く評価されています。

真姿の池の伝説

真姿の池には、古くから伝わる美しい伝説があります。847年(承和14年)、玉造小町と呼ばれる絶世の美女が、業病とされた皮膚の病に侵され、その美しい姿を失ってしまいました。失意の中で、小町は国分寺を訪れ、薬師如来に祈り続けました。21日目に、一人の童子が現れ、小町に池の水で身を洗うようにと告げました。小町がその指示に従ったところ、7日後には元の美しい姿に戻ることができたと伝えられています。この伝説により、池は「真姿の池」と名付けられました。

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名称
お鷹の道・真姿の池湧水群
(おたか みち ますがた いけ ゆうすいぐん)

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