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目黒区美術館

(めぐろく びじゅつかん)

目黒区美術館は、東京都目黒区に位置する美術館で、1987年に開館しました。小規模ながらも、主に日本の近代から現代にかけての作家の作品を収集・展示しています。美術館は、そのユニークな企画展と、早くから教育普及事業に力を入れてきた点で知られています。特に、ワークショップ活動に力を注いでおり、展示と体験活動を融合させた独自の取り組みを行っています。美術館には、作品発表の場として区民に貸し出されるギャラリースペースも併設されています。

施設の現状と今後の計画

2023年現在、隣接する目黒区民センターの建て替えにともない、目黒区美術館は2028年度に取り壊される予定です。その後、大幅に機能と規模を縮小し、目黒区民センターに統合される計画が進行中です。この計画に関しては、その妥当性や透明性について地域住民から疑問の声が上がっています。施設の再編がどのように行われ、今後の美術館の役割がどのように変化するのか、引き続き注目されています。

コレクションの特徴

目黒区美術館は、日本の近現代美術の流れとその特徴を理解するために優れた作品を体系的に収集しています。特に、明治以降、日本人が海外で学んだ経験を反映した作品や、作家が自己のスタイルを模索する過程で生まれた新鮮な作品群に焦点を当てています。また、戦後に国際展で高く評価された作品や、目黒にゆかりのある作家の作品、そして同時代の新しい美術動向の紹介にも力を入れています。さらに、制作プロセスを示す資料も積極的に収集しており、これらを通じて作家と作品へのより深い理解を促しています。

主な所蔵作品

目黒区美術館には、以下のような著名な作品が所蔵されています。

主な所蔵作家

目黒区美術館のコレクションには、多くの著名な作家の作品が含まれています。以下に、その一部を紹介します。

教育普及活動と地域への貢献

目黒区美術館は、教育普及活動にも力を入れており、特にワークショップ活動が特徴的です。これらの活動は、展示と体験を融合させることで、参加者にとって美術への理解を深める場となっています。また、地域社会に対しても積極的に貢献しており、区民ギャラリーの提供などを通じて、地域の文化活動の促進に寄与しています。今後の再編計画においても、このような教育普及活動の継続と拡充が期待されています。

Information

名称
目黒区美術館
(めぐろく びじゅつかん)

目黒・中目黒

東京都