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祐天寺

(ゆうてんじ)

祐天寺は、東京都目黒区中目黒五丁目に位置する浄土宗の寺院です。この寺院の山号は「明顕山」といい、本尊として祐天上人像(本堂安置)と阿弥陀如来坐像(寄木造、阿弥陀堂安置)が祀られています。現在の本堂は、もともと常念仏堂として建立された堂宇を再建したもので、その歴史的な背景と共に信仰の場として多くの人々に親しまれています。

祐天寺の概要

祐天寺は、目黒区の中でも古くからの歴史を持つ寺院で、浄土宗の教えに基づく信仰を守り続けています。この寺院は、浄土宗の祖である祐天上人の廟所として建立され、後に祐天寺として正式に認められました。現在では、目黒区の代表的な寺院として地域の歴史と文化を伝える役割を果たしています。

祐天寺の沿革

祐天寺の歴史は、享保3年(1718年)に遡ります。この年の春頃、増上寺の第36世住持である祐天上人が体調を崩し、弟子の祐海が祐天のために常念仏を行える廟所を探し始めました。しかし、その年の7月15日(1718年8月11日)に祐天上人は亡くなります。

祐天上人は生前、目黒の地に廟所を建立することを望んでいました。そこで、祐海は目黒にある善久院を100両で購入し、住職として再建に取り組みました。損傷が激しかった善久院は祐天の廟所として再興され、同時に常念仏堂も建立されました。

その後、享保8年(1723年)1月13日に祐天寺の寺号が正式に許可されました。これにより、祐天上人を開山とし、祐海が第2世として寺の運営を引き継ぐこととなりました。

境内の見どころ

祐天寺の境内には、いくつかの重要な建物や文化財が存在します。

また、境内には二カ所の墓地があり、以下のような著名な人物が埋葬されています。

文化財

祐天寺には、国や東京都から指定された数々の文化財があります。

国の登録有形文化財
東京都指定有形文化財
東京都指定文化財旧跡
区指定有形文化財

交通アクセス

祐天寺へは、東急東横線の祐天寺駅から徒歩5分でアクセス可能です。駅からの距離も近く、都内からのアクセスも非常に便利です。

Information

名称
祐天寺
(ゆうてんじ)

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