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アドミュージアム東京

(The Ad Museum Tokyo)

アドミュージアム東京は、東京都港区のカレッタ汐留に位置する、広告をテーマにした博物館です。この博物館は、広告の歴史や発展を学べる場所として、広告業界だけでなく、一般の来館者にも広く親しまれています。

設立の背景と概要

アドミュージアム東京は、広告に関する研究助成活動を行う公益財団法人吉田秀雄記念事業財団によって設立されました。2002年12月1日に開館したこの博物館は、広告の世界に深く関わる多くの資料や情報を提供しています。博物館は、電通本社ビルに隣接するカレッタ汐留の地下1・2階に位置し、広告の歴史や変遷を展示するスペースとして機能しています。

施設の特徴と展示内容

アドミュージアム東京の展示は、広告の黎明期である江戸時代から現代に至るまでの広告の歴史を網羅しています。地下2階の常設展示エリアには、年代ごとの世相や風俗に関する展示があり、当時の広告がどのように社会や文化に影響を与えたかを学ぶことができます。

「4つのきもち」視聴ブース

特に注目すべきは、「4つのきもち」という視聴ブースです。このブースでは、広告がもたらす感情や気持ちに焦点を当て、様々な広告作品をキュレーションしています。来館者は、このブースを通じて広告が持つ力とその多様性を体験することができます。

デジタルコレクションテーブル

また、地下2階にはタッチ式の大型モニター「デジタルコレクションテーブル」が設置されており、来館者はここで広告資料を自由に閲覧することができます。このテーブルは、過去から現在までの広告作品をデジタル形式で保存・表示することで、来館者が簡単にアクセスできるようになっています。

ライブラリーと書籍販売

アドミュージアム東京の地下1階には、広告に関する書籍や雑誌、広告賞の作品集など、約3万点の資料を所蔵するライブラリーが併設されています。このライブラリーは、広告の研究や学習に役立つ資料を提供しており、来館者が無料で利用することができます。ただし、館外への貸出は行っておりませんので、館内での閲覧のみとなります。

さらに、地下2階のインフォメーションブース横では、広告に関連する書籍やグッズの販売も行われています。広告業界に関心のある方や、博物館を訪れた記念としてグッズを購入することもできます。

企画展とリニューアルオープン

アドミュージアム東京では、常設展示の他に、企画展ホールでさまざまな展覧会が開催されています。これらの展覧会では、オリジナルの企画展や国内外のクリエイティブアワードの受賞作品を紹介しています。これにより、来館者は常に新しい視点から広告の世界を楽しむことができます。

2017年12月1日には、アドミュージアム東京はリニューアルオープンしました。このリニューアルに伴い、名称も「アド・ミュージアム東京(Advertising Museum Tokyo)」から「アドミュージアム東京(The Ad Museum Tokyo)」に変更されました。これにより、さらに魅力的な展示内容と施設環境が整備され、広告に興味を持つ多くの人々に支持されています。

広告の未来を探求する場

アドミュージアム東京は、単なる企業ミュージアムではなく、広告の歴史や進化を学び、未来を見据えるための場所として位置付けられています。広告が社会に与える影響や、そのクリエイティブな側面について深く掘り下げることで、来館者は広告の魅力と可能性を再発見することができます。

アクセスと施設情報

アドミュージアム東京は、東京都港区のカレッタ汐留に位置しており、電通本社ビルに隣接しています。アクセスが非常に便利で、都心における広告の世界を体験できる貴重な施設です。入館は無料で、広告に興味のある方や、歴史や文化に触れたい方にとって理想的な場所となっています。

Information

名称
アドミュージアム東京
(The Ad Museum Tokyo)

銀座・日本橋・月島

東京都