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篠崎浅間神社

(しのざき せんげん じんじゃ)

篠崎浅間神社は、東京都江戸川区上篠崎にある神社で、浅間神社の1つです。この神社は江戸川区内で最も古い神社の1つであり、歴史的な背景と多くの文化財を持つ場所として知られています。

歴史

篠崎浅間神社の創建は天慶元年(938年)5月15日とされており、江戸川区内でもっとも古い神社です。初代宮司には、承平2年(932年)に下総国弥山から移住してきた弥山左那比神人(ややまさなひしんと)が仕えました。

天慶3年(940年)、平将門の乱が関東で起こった際、平貞盛が乱を鎮めるために派遣され、篠崎浅間神社にて将門の降伏を祈願しました。その際、霧島神社を祀り、金幣と弓矢を献じて武運を祈ったと伝えられています。さらに、村上天皇(946〜967年)の御守剣や後花園天皇(1428〜1464年)の連歌などの宝物が納められており、平安・鎌倉期からこの神社が深く崇敬されていたことが伺えます。

江戸時代になると、江戸や近郷からの参詣者が増加し、講社も組織されました。明治時代には、江戸川区内で唯一の郷社となり、その後も多くの崇敬を集めました。明治から昭和にかけては、熾仁親王の神額や三條内大臣藤原朝臣の神額、犬養毅元総理の額などが奉納されています。現在では、神社の隣に浅間幼稚園も併設されています。

境内社

篠崎浅間神社の境内には、以下のような多くの境内社が祀られています:

神社の施設

篠崎浅間神社の境内には、さまざまな施設があります。

幟祭と文化財

篠崎浅間神社は「幟祭(のぼりまつり)」で有名です。この祭りは昭和56年に江戸川区指定無形民俗文化財に指定されており、重さ1トン以上の幟10本を掲げる、日本最大級の祭りです。

また、篠崎浅間神社には多くの文化財があります。江戸川区指定無形民俗文化財として「浅間神社のぼり祭り」、江戸川区指定天然記念物として「浅間神社の社叢」、江戸川区登録有形文化財として「浅間神社の富士講碑」などがあり、いずれも昭和56年から昭和57年にかけて指定されました。

Information

名称
篠崎浅間神社
(しのざき せんげん じんじゃ)

亀戸・葛西・門前仲町

東京都