上野・御徒町エリアには上野動物園、国立科学博物館、東京都美術館などの観光スポット、人形供養、入谷朝顔まつり、文京つつじまつりなどの観光イベント、すき焼き、もつ鍋、そばなどのご当地グルメがあります。
東京の上野駅周辺エリアである上野。日本最初の公園である上野公園や、デパートや飲食店が並ぶ繁華街となっています。
御徒町はかつて台東区にあった地名で、現在は御徒町や仲御徒町、新御徒町などの駅名として残り、山手線や日比谷線、つくばエクスプレスなど首都圏の主要路線が走っています。谷根千とは谷中、根津、千駄木の頭文字をつなげたもので、戦争の被害が少なかったことにより昔ながらの町並みを残しています。
上野には古くから続く江戸前寿司や佃煮、焼き鳥などを味わうことができます。フラリと立ち寄れるお店が充実しているので、気軽に立ち寄ってください。
御徒町には老舗の蕎麦屋などもありますが、キムチ横丁が最も有名でしょう。御徒町商店街近くにキムチ横丁と呼ばれる、古くから続くコリアタウンがあります。焼き肉やキムチ、民族衣装店などが集中しています。谷根千には蕎麦やうどん、隠れ家的なカフェレストランなど落ち着いたお店が並びます。
このエリアの商店街と言えばアメ横です。戦後の闇市として誕生し、現在は魚介類や乾物、衣類、雑貨、アクセサリーなどが売られています。特に年末には多くの買い物客が訪れ、その様子がニュース番組で取り上げられるほどです。アメ横は常に威勢のいい声が飛び交う、活気のある商店街です。
上野公園には上野動物園、東京国立博物館、国立科学博物館などの施設が並び、東京を代表する観光地となっています。
上野動物園は日本初の動物園で、旭川の旭川動物と並んで日本トップクラスの来場者数を誇ります。1972年にはジャイアントパンダが来園し、日本中にパンダブームを巻き起こしました。その他にオカピやコビトカバなど貴重な動物も飼育されています。
東京国立博物館は日本と東洋の美術品が展示されており、年間150万人以上が訪れます。国宝や重要文化財など、ここでしか見ることのできない美術品ばかりです。また、上野公園は桜の名所として知られ、春先には満開の桜を楽しむことができます。
上野動物園は、東京都台東区に位置する日本で最も歴史のある動物園です。1882年に開園し、現在でも日本一の年間利用者数を誇っています。園内は東園と西園に分かれ、「いそっぷ橋」を介して行き来することができます。また、総面積14ヘクタールの敷地には、500種以上の動物が飼育されています。 ...»
西洋美術全般を対象とする美術館としては日本で唯一の国立美術館。1959年に開館。 実業家の松方幸次郎が20世紀初めにヨーロッパで収集した印象派などの19世紀から20世紀前半の絵画・彫刻を中心とする松方コレクションに加えて、中世末期・ルネサンス期以降、20世紀初頭までの西洋絵画・彫刻作品を常設展示している。 本館の設計はフランスの建築家ル・コルビュジエが担当、弟子である前川國男・坂倉準三・吉阪隆正が実施設計・監理に協力し完成した。 日本で唯一のル・コルビュジエによる設計の建築物。公共建築百選に選定。国の重要文化財に指定。「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」の構成資産...»
上野恩賜公園は、東京都台東区に位置する広大な都市公園で、通称「上野公園」として知られています。上野駅西口(公園口)に位置し、武蔵野台地末端の「上野台」に位置しているため、「上野の山」や「上野の森」とも呼ばれます。 面積は約53ヘクタールで、東京都建設局が管轄しています。公園内には多くの文化施設があり、歴史的な名所としても知られています。「上野公園」はまた、台東区の町名にもなっています。 公園の概要と特徴 上野恩賜公園は、1873年に日本で初めて公園として指定された場所であり、日本国内でも有数の都市公園です。公園内には東京国立博物館、国立西洋美術館、国立科学博物館、恩賜上野動物園などの文化...»
寛永寺は、東京都台東区上野に位置する、天台宗の寺院です。正式名称は「東叡山 寛永寺(とうえいざん かんえいじ)」といい、元は江戸幕府によって徳川家の菩提寺として建立されました。寛永寺は徳川将軍家の霊廟があることでも知られ、その歴史的・文化的価値は非常に高いものです。また、寛永寺は上野公園に隣接しており、周囲には上野動物園や東京国立博物館などの観光名所も多く存在します。...»
福神漬は、日本の非発酵型漬物の一種であり、その起源は江戸時代初期にまでさかのぼるといわれています。名前は、使用される野菜が7種類であることから、七福神にちなんで命名されたと伝えられています。 ...»
変わらぬ想いを継承しながら、多くのみなさんに愛されて、創生100年。...»
大正3年(1914年)に創業した上野の和菓子屋「うさぎや」にて考案され、全国に広まったとされる”どらやき”は、やや膨らんだ円盤状のカステラ生地(または小さめのパンケーキ)2枚の間に、小豆あんを挟み込んだ和菓子のことを指す。カステラ生地に蜂蜜を入れてふんわりと焼き上げることで、優しく甘い香りが食欲をそそり、中のあんの甘さが引き立てられる。お茶請けやおやつの王道として、日本に馴染み深い和菓子のひとつだ。 中でも「東京三大どら焼き」と称される絶品どら焼きが、上野の「うさぎや」、東十条の「黒松本舗 草月」、そして浅草の「亀十」です。...»
弥生美術館は、東京都文京区弥生に位置する私立美術館で、1984年6月に弁護士の鹿野琢見によって創設されました。この美術館は、鹿野が収集した戦前の叙情挿画家、高畠華宵や竹久夢二などの作品を中心とした出版美術コレクションを展示しています。高畠華宵の作品をはじめ、明治、大正、昭和の挿絵画家によるレトロでロマンティックな作品が展示される場所として、多くの美術愛好家に親しまれています。 展示内容と施設構成 弥生美術館では、年に4回の企画展が行われ、1階と2階のフロアで様々なテーマの展示が開催されます。3階には高畠華宵の作品が常設展示されており、来館者はその魅力的な世界を堪能できます。また、1990年...»
白山神社は、東京都文京区白山に鎮座する歴史ある神社です。旧称は白山権現社であり、地名「白山」の由来ともなっています。 概要 白山神社は、文京区にある地域の守り神として、長い歴史を誇っています。祭神として、菊理姫命(くくりひめのみこと)、伊弉諾命(いざなぎのみこと)、伊弉冊命(いざなみのみこと)をお祀りしており、これらの神々は創造と結びの神として信仰されています。 歴史 白山神社の創建は天暦2年(948年)に遡ります。加賀国(現在の石川県)にある白山比咩神社から勧請を受け、当初は武蔵国豊島郡本郷元町(現在の本郷1丁目)に創建されました。その後、元和年間(1615年-1624年)に将軍徳川...»
公益財団法人東洋文庫は、東京都文京区に位置する東洋学の専門図書館であり、研究所でもあります。英語名称は「The Oriental Library」として知られていますが、一般的には「Toyo Bunko」とも呼ばれています。 概要 東洋文庫は、東洋史や文化に関する文献資料を収集している東洋学専門の図書館です。EU東洋学研究コンソーシアム、フランス極東学院、台湾中央研究院、ハーバード燕京研究所など、海外の東洋学関連研究機関と提携しており、国際的な研究ネットワークを築いています。1961年から2003年までは、ユネスコ東アジア文化研究センターも附設され、東アジア文化の研究を世界に発信する役割を...»
野球殿堂博物館は、日本を代表する野球専門の博物館です。この博物館は、公益財団法人野球殿堂博物館が運営しており、東京都文京区後楽にある東京ドーム内に位置しています。館内には、野球殿堂や貴重な資料展示室、図書室などが設けられており、日本の野球文化を深く知ることができる場所となっています。 概要 野球殿堂博物館は、1959年6月12日に「野球体育博物館」の名称で開館しました。当初は「財団法人野球体育博物館」として運営されていましたが、2013年4月1日に公益法人改革により「公益財団法人野球殿堂博物館」に法人改組され、それに伴い施設名も現在の名称に変更されました。 この博物館は、プロ野球の発展に...»
西教寺は、東京都文京区向丘に位置する浄土真宗本願寺派の寺院で、その歴史と伝統が豊かな寺院です。山号は「涅槃山」、本尊は阿弥陀如来であり、多くの参拝者や地域住民に親しまれています。 概要 西教寺は、東京大学農学部キャンパスの隣接地にあり、旧中山道本郷追分のすぐそばに位置しています。歴史ある寺院であるだけでなく、その周辺には根津神社などの名所も点在しており、歴史的な雰囲気に包まれた地域です。 沿革 西教寺の歴史は、茨城県東海村に位置する村松(常州那珂郡村松)の住人であった村松左衛行武が、親鸞の教えを受けて慈専坊と号し、一宇を建立したことに始まります。その後、寛永7年(1630年)に十世釈了...»
印刷博物館は、東京都文京区にある印刷に関する博物館です。この博物館は、2000年に凸版印刷(現在のTOPPANホールディングス)が創業100周年記念事業の一環として設立されました。印刷文化に関わる貴重な資料の蒐集や研究活動、さらに印刷技術の実体験を通じた実践・啓蒙活動を行っています。 現在、館長を務めるのは金子眞吾氏であり、彼はTOPPANホールディングスの代表取締役会長も兼任しています。 博物館の概要 印刷博物館は、東京都文京区水道にあるTOPPAN小石川本社ビル内に位置しています。館内には、印刷に関連する資料を展示するミュージアムショップや、印刷関連図書を専門に扱うライブラリー、さら...»
東京都文京区本駒込三丁目に位置する吉祥寺は、曹洞宗の寺院であり、山号は「諏訪山」です。歴史的な背景や文化的な価値に加え、様々な歴史的人物の墓所も多く存在し、文京区の歴史と文化を象徴する重要な存在です。 概要 吉祥寺は、群馬県の永源寺の末寺であり、さらに神奈川県の最乗寺の孫末寺に位置付けられています。寺院としての歴史は古く、室町時代にさかのぼります。 創建と歴史 吉祥寺の創建は、室町時代の1458年(長禄2年)に遡ります。太田持資(太田道灌)が江戸城内に青巌周陽を開山に招き、創建されました。伝承によれば、道灌は江戸城築城の際、和田倉付近の井戸から「吉祥」と刻まれた金印を発見し、それを瑞祥...»
源覚寺は、東京都文京区小石川に位置する浄土宗の寺院であり、一般的には「こんにゃくえんま」として広く知られています。山号は常光山といい、長い歴史を持つこの寺院は、多くの信仰を集めています。 歴史 源覚寺は、寛永元年(1624年)に定誉随波上人(後に増上寺第18世)が創建したと伝えられています。本尊には阿弥陀三尊(阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩)が祀られており、特に江戸時代の徳川秀忠や徳川家光から篤く信仰を受けていました。しかし、江戸時代には四度の大火に見舞われ、とりわけ天保15年(1848年)の大火では本堂などがほとんど焼失してしまいました。それでも、こんにゃくえんま像や本尊は奇跡的に難を逃...»
竹久夢二美術館は、東京都文京区弥生に位置する、竹久夢二の作品を中心に展示する私立美術館です。1990年11月に弁護士である鹿野琢見によって創設され、以来、多くの芸術愛好者や観光客に親しまれています。 美術館の設立と背景 竹久夢二美術館は、鹿野琢見氏が長年にわたり収集した竹久夢二の作品および関連資料を基に設立されました。所蔵品は約3300点にのぼり、その内容は夢二の幅広い活動を網羅しています。美術館は1階と2階の2つのフロアに分かれ、年4回の企画展を通じて、さまざまなテーマで展示が行われています。 展示と企画展 美術館では、竹久夢二の日本画、水彩画、版画、装幀本など、彼の多彩な作品が展示...»
谷中銀座商店街は、東京都台東区谷中に位置する、1950年代から続く歴史ある商店街です。この商店街は、約60軒の店舗や飲食店が立ち並び、地元住民や観光客に親しまれています。商店街は「台東区思い出の景観30選」にも指定されており、東京都内でも有数の観光名所として知られています。 谷中銀座商店街の概要 谷中銀座商店街は、東京都台東区谷中3丁目及び荒川区西日暮里3丁目に位置しています。ここは、昭和の雰囲気が色濃く残る商店街で、昔ながらの風情を楽しむことができます。訪れる人々は、昭和時代の懐かしい風景を思い起こしながら、食べ歩きやショッピングを楽しむことができます。 夕やけだんだん 夕やけだんだ...»
アメヤ横丁は、東京都台東区に位置する約500〜600メートルに渡る商店街で、約400店が軒を連ねています。この商店街は、JR東日本山手線の御徒町駅から上野駅間の高架橋の西側と高架下に位置し、正式には「アメ横商店街連合会」と呼ばれていますが、「アメヤ横丁」「アメ横」「上野アメ横」など様々な名前で親しまれています。上野駅側の看板には「アメヤ横丁」と表示されており、通称「アメ横」として広く知られています。商店街のキャッチコピーは「対面販売で交渉次第で更にお安く!!」です。 アメヤ横丁の歴史と地名の由来 飴屋とアメリカ横丁 アメヤ横丁という名前の由来には、二つの説があります。一つは、第二次世界大...»
根津神社は、東京都文京区根津に位置する由緒ある神社です。旧社格は府社であり、元准勅祭社(東京十社)の一つとして知られています。また、この神社はつつじの名所としても有名で、毎年多くの参拝者が訪れます。 神社の概要 根津神社は、日本武尊(やまとたけるのみこと)が約1900年前に創祀したと伝えられる古社で、東京十社の一社に数えられています。現在の社殿は、宝永3年(1706年)に甲府藩主の徳川綱豊(後の江戸幕府第6代将軍徳川家宣)が献納した屋敷地に造営されたものです。この社殿は、権現造(ごんげんづくり)と呼ばれる本殿、幣殿、拝殿を一体化した形式で、その美しい構造は権現造の傑作とされています。 社...»
湯島天満宮は、東京都文京区に位置する天満宮であり、菅原道真を主祭神とする神社です。一般には湯島天神(ゆしまてんじん)とも呼ばれ、旧称は湯島神社(ゆしまじんじゃ)です。神社の神紋は「加賀梅鉢紋」であり、梅の名所としても広く知られています。湯島天満宮は神社本庁の別表神社に指定され、旧社格は府社でした。 創建と歴史 湯島天満宮は、雄略天皇2年(458年)に勅命により創建されたと伝えられています。当初の祭神は天之手力雄命(あめのたぢからをのみこと)でしたが、南北朝時代の正平10年(1355年)2月に菅原道真が郷民により勧請され、現在ではこの二柱が祀られています。 江戸時代には徳川幕府の崇敬を受け...»
文京区立森鷗外記念館は、東京都文京区に位置する文学館であり、日本の文学史において重要な位置を占める森鷗外の旧居跡地に建てられた記念博物館です。 概要 文京区立森鷗外記念館は、森鷗外の遺品や関連資料を収蔵・整理・展示することを目的として2012年に開館しました。「文字との出会いだけでなく、文学と人と街とが広く交流する場」を目指しており、鷗外の作品やその時代背景に関する展示が行われています。 収蔵資料 この記念館では、鷗外に関連する多岐にわたる資料が収蔵されています。原稿、書簡、遺品など、鷗外にまつわる約3,000点の遺品資料、鷗外の三男である類が所有していた約6,000点の旧蔵資料、そし...»
伝通院(傳通院)は、東京都文京区小石川三丁目の高台に位置する浄土宗の寺院です。正式名称は「無量山 伝通院 寿経寺(むりょうざん でんづういん じゅきょうじ)」ですが、「小石川伝通院」とも呼ばれ、江戸三十三観音札所の第十二番札所としても知られています。 伝通院の歴史 開山と創立 伝通院は、室町時代の応永22年(1415年)に浄土宗第七祖の聖冏(しょうけい)によって開創されました。当初、寺は現在の小石川四丁目にある「極楽水」に建てられ、「無量山 寿経寺」と名付けられました。この場所には現在、徳川家康の側室である茶阿局の菩提寺・吉水山宗慶寺が存在しています。開山は聖冏の弟子である聖聡(しょうそ...»
東京藝術大学大学美術館は、東京都台東区上野公園にある東京芸術大学上野キャンパスおよび茨城県取手市小文間に位置する取手キャンパス内に所在する美術館です。大学美術館としての役割を果たし、東京美術学校以来の貴重なコレクションや歴代卒業生の作品を収蔵・展示しています。 歴史と背景 東京藝術大学美術学部の前身である東京美術学校は、日本美術の復興運動に尽力した岡倉天心やアーネスト・フェノロサなどの努力により、1887年(明治20年)に設立され、1889年に開校しました。当時の教官には橋本雅邦や川端玉章が名を連ね、初期の学生には横山大観、下村観山、菱田春草といった日本近代美術史上著名な人物が揃っていまし...»
上野東照宮は、東京都台東区上野恩賜公園内にある神社です。旧社格は府社で、その豪華さや由来から、三大(もしくは四大)東照宮の一つに数えられることが多いです(ただし、これは自称ではありません)。正式名称は東照宮ですが、他の東照宮と区別するために鎮座地名をつけて上野東照宮と呼ばれています。別名として「三処権現」とも呼ばれることもあります。 祀られている神々 上野東照宮には、徳川家康(東照大権現)、徳川吉宗、徳川慶喜が祀られています。なお、御朱印には創建当初の御祭神「東照神君、天海僧正、藤堂高虎」の文字が見受けられます。 上野東照宮の歴史 創建とその背景 上野東照宮は、寛永4年(1627年)...»
不忍池は、東京都台東区の上野恩賜公園内に位置する天然の池です。公園の南端にあり、周囲は約2km、全体の面積は約11万平方メートルです。不忍池は、その中央に弁才天を祀る弁天島(中之島)を配置し、池は遊歩のための堤で3つの部分に分かれています。これらの部分は、一面がハスで覆われる蓮池、ボートを楽しむことができるボート池、上野動物園内に位置しカワウが繁殖している鵜の池です。 池の地形と構成 名前 面積(千m2) 平均水深(cm) 水量(千m3) 蓮池 55 84 46 ボート池 30 86 26 鵜の池 25 92 23 ...»
東京国立博物館は、日本と東洋の文化財(美術品、考古遺物など)の収集、保管、展示、調査、研究、普及を目的として、独立行政法人国立文化財機構が運営する日本の国立博物館です。東京都台東区の上野恩賜公園内に位置し、1872年(明治5年)に創設された日本最古かつ最大の博物館です。博物館は、本館、表慶館、東洋館、平成館、法隆寺宝物館の5つの展示館と資料館その他の施設から構成されています。 収蔵品の概要 2023年4月時点で、東京国立博物館は国宝89件、重要文化財649件を含む約12万件の収蔵品を所有しています。これらの収蔵品は、日本政府が指定した美術・工芸品の国宝の約10%、重要文化財の約6%に相当し...»
国立科学博物館(略称:かはく、科博)は、日本の科学と自然に関する知識の普及と教育を目的とした、日本を代表する博物館の一つです。国内外における自然史、科学技術に関する展示や研究を通じて、自然科学と社会教育の振興を図る役割を担っています。東京都台東区の上野公園内に位置し、国内外から多くの来館者が訪れる人気の観光スポットでもあります。 設立の背景と目的 国立科学博物館の設立は、「自然史に関する科学その他の自然科学及びその応用に関する調査及び研究並びにこれらに関する資料の収集、保管(育成を含む)及び公衆への供覧等を行うことにより、自然科学及び社会教育の振興を図る」ことを目的としています。この目的は...»
下町風俗資料館は、東京都台東区上野公園内の不忍池畔に位置する台東区立の博物館です。この資料館は、江戸時代から昭和時代中期にかけて育まれた東京下町の文化的な資料を中心に展示しています。1980年(昭和55年)に開館し、開館以来「庶民の歴史である下町の大切な記憶を次の世代へ伝える」ことを目的に運営されています。現在は、公益財団法人台東区芸術文化財団が指定管理者として管理・運営を行っています。 施設の概要と展示内容 下町風俗資料館は、その名の通り、東京の下町文化に焦点を当てた展示を行っています。館内は2階建てで、各階に異なるテーマの展示が用意されています。 1階展示:大正時代の下町を再現 1...»
上野の森美術館は、東京都台東区上野公園内に位置する私立美術館です。この美術館は、フジサンケイグループの傘下にあり、上野恩賜公園内にある美術館・博物館の中では唯一の私立美術館となっています。 概要 上野の森美術館は、上野公園の西郷隆盛像の近くに位置しており、日本美術協会が設立した歴史ある美術館です。1972年にフジサンケイグループによって開館されました。常設のコレクションを持たず、企画展や特別展を中心に展示活動を行っています。これにより、毎回異なるテーマで展示が行われ、訪れるたびに新たな芸術作品を楽しむことができます。 展示活動 企画展と特別展 上野の森美術館では、様々な公募展や、海外...»
東京都美術館は、東京都台東区上野公園8番36号に位置する都立美術館です。この美術館は、1926年に「東京府美術館」として開館し、1943年に「東京都美術館」に改称されました。略称は「都美」として親しまれています。設計は前川國男が手掛け、現在は東京都歴史文化財団が指定管理者として運営を行っています。 美術館の概要と目的 東京都美術館は、東京都美術館条例に基づいて設立され、「都民のための美術の振興を図る」という目的で運営されています。東京都台東区の上野恩賜公園内に位置し、「上野の山」として知られる文化施設群の一翼を担う重要な存在です。 歴史的背景 東京都美術館の設立に至るまでの背景には、明...»
朝倉彫塑館は、東京都台東区谷中七丁目に位置する、美術館です。彫刻家である朝倉文夫のアトリエ兼住居を改装したこの施設は、彼の作品や生涯、そして彼の考えを伝える場所として、多くの来館者を迎え入れています。1907年(明治40年)に朝倉が谷中にアトリエを兼ねた家を構え、増改築を重ねて1935年(昭和10年)に完成した建物を使用しています。1986年(昭和61年)に台東区に移管され、現在は公益財団法人台東区芸術文化財団が管理・運営しています。 館内の施設 アトリエ棟と住居棟 朝倉彫塑館は、地上3階・地下2階の鉄筋コンクリート造のアトリエ棟と、地上2階建の住居棟からなります。延べ床面積は約1,08...»
横山大観記念館は、東京都台東区池之端にある記念館で、近代日本画の巨匠として知られる横山大観を記念して1976年(昭和51年)に開設されました。記念館は公益財団法人横山大観記念館によって運営されており、その運営には横山大観の子孫が理事として関わっています。 概要 横山大観記念館は、大観が生前に住んでいた旧居を一部改造して設立されました。この地には、大観が太平洋戦争中の一時期を除き、1909年から1958年に亡くなるまで居住し、作品の制作を行っていました。ただし、現存する建物の大半は、太平洋戦争後の1954年に建築されたものです。 展示内容 館内には、横山大観の作品を始め、彼の友人である菱...»
旧岩崎邸庭園は、東京都台東区池之端一丁目に位置する都立庭園です。この庭園は、かつて三菱財閥岩崎家の茅町本邸として使用されていた建物とその周辺の庭園を、公園として整備したものです。園内には、歴史的建造物が多く存在し、その一部は国の重要文化財に指定されています。 歴史的背景 江戸時代の池之端 天正18年(1590年)、徳川家康が関東の領主として江戸に入城した当時、江戸はまだ寂れた宿町でした。家康は江戸城の守りを固めるため、徳川四天王と呼ばれた家臣たちに重要な土地を分け与えました。その一つが池之端であり、榊原康政がこの地を拝領しました。池之端は江戸城の東北の守りの要所であり、前方に不忍池、後背...»
博物館動物園駅は、かつて東京都台東区上野公園に存在していた京成電鉄本線の駅であり、その役割を終えた現在も歴史的な建造物として名を残しています。この駅は、東京帝室博物館や恩賜上野動物園などの施設へのアクセスを提供する重要な駅でしたが、老朽化や利用者の減少などにより1997年に営業を休止し、2004年に正式に廃止されました。 駅の概要 博物館動物園駅は、1933年(昭和8年)に京成本線の開通とともに開業しました。開業当初、この駅は東京帝室博物館、東京科学博物館、恩賜上野動物園、そして東京音楽学校や東京美術学校、旧制第二東京市立中学校などの最寄り駅として機能していました。しかし、年月が経つにつれ...»
徳大寺は、東京都台東区上野のアメヤ横丁の近くに位置する日蓮宗の寺院です。山号は妙宣山であり、本尊は大曼荼羅です。特に、開運摩利支天を祀っていることから「下谷摩利支天(したやまりしてん)」の名でも親しまれています。徳大寺は、大本山中山法華経寺を旧本山とし、親師法縁の寺院として信仰を集めています。 歴史 徳大寺の創建年代ははっきりしていませんが、伝承によると江戸時代前期の承応2年(1653年)に示寂した日遣によって開山されたとされています。京都の本法寺の日達が、下総国中山(現在の千葉県市川市)にある法華経寺に向かう途中、聖徳太子作と伝えられる摩利支天像を感得しました。この像は宝永5年(1708...»
国際子ども図書館は、児童書を専門に扱う図書館サービスを提供する国立国会図書館の支部図書館です。2000年、日本で初めての児童書専門の国立図書館として設立されました。 概要 国際子ども図書館は、日本国内外の児童書および児童書に関わる文献の収集、保存、提供を行うだけでなく、児童書に関する図書館サービスの中枢として機能しています。また、国際的な児童書の拠点でもあります。施設は東京都台東区上野公園に位置し、1906年に建てられた旧帝国図書館の建物を利用しています。 施設の歴史と役割 国際子ども図書館の歴史は、1897年に創立された帝国図書館にまで遡ります。この帝国図書館は、1906年に上野公園...»