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杉並区立 角川庭園

(すぎなみ くりつ かどかわ ていえん)

杉並区立角川庭園は、東京都杉並区荻窪にある区立の都市公園です。この庭園は、日本文学研究者であり、角川書店の創立者である角川源義(かどかわ げんよし)の旧邸宅を整備し、2009年(平成21年)5月10日に開園しました。

角川庭園の歴史と背景

角川庭園は、俳人であり角川書店の創設者である故角川源義氏の旧邸宅を活用した庭園です。杉並区は平成17年に角川源義氏のご遺族からこの邸宅を寄贈され、その後整備を行い、平成21年5月10日に開園しました。

庭園の見どころ

庭園内には、ウメやサツキ、サルスベリなど、四季折々の草花や木々を楽しむことができる日本庭園が広がっています。また、旧邸宅を利用した建物「幻戯山房~すぎなみ詩歌館~」も見どころの一つです。

幻戯山房~すぎなみ詩歌館~

「幻戯山房~すぎなみ詩歌館~」は、旧角川源義宅を改修した施設で、角川源義にゆかりのある品々や俳句などが展示されている展示室のほか、詩歌室や茶室が設けられています。建物は、加倉井昭夫氏が設計した近代数寄屋造りであり、源義氏の精神や文学的な遺産を感じられる空間となっています。

文化財としての価値

この建物は2009年(平成21年)11月に国の登録有形文化財に登録されました。木造2階建て(一部鉄骨造、RC造)、瓦葺き、一部腰葺銅板葺の構造で、延床面積は327.72平方メートルです。元々の建物は1955年(昭和30年)に竣工し、一部は1973年(昭和48年)に増築されています。

角川庭園の利用案内

角川庭園は、一般の方々にも広く利用していただける公園です。詩歌室は句会などの催しにも利用でき、四季折々の美しい景色の中で心豊かなひと時を過ごすことができます。

開園時間・休園日

開園時間:9:00 - 17:00
休園日:毎週水曜日、年末年始(12月28日 - 1月4日)

入園料・アクセス

入園料:無料
交通:JR東日本中央線荻窪駅南口より徒歩約12分

Information

名称
杉並区立 角川庭園
(すぎなみ くりつ かどかわ ていえん)

中野・荻窪

東京都