西山美術館は、東京都町田市に位置する私立美術館です。この美術館は、株式会社ナックの創業者である西山由之氏が自身の美術品を展示するために設立され、2006年5月に開館しました。館内には、モーリス・ユトリロの絵画やオーギュスト・ロダンの彫刻、さらには世界の銘石などが展示されています。
西山美術館は、フランス国立ロダン美術館公認の美術館であり、またフランスサノワ市ユトリロ美術館からも認定を受けています。さらに、公益財団法人日本博物館協会の正会員として、芸術文化の普及に貢献しています。西山美術館の最大の特徴は、世界的にも希少なユトリロの絵画やロダンの彫刻を多く所蔵している点にあります。
西山美術館では、モーリス・ユトリロの絵画を76点所蔵しており、これはフランスのユトリロ専門美術館に次いで世界第2位の規模を誇ります。さらに、個人コレクションとしては世界第1位とされており、日本におけるユトリロ美術館として正式に認定されています。
また、美術館にはオーギュスト・ロダンの作品も展示されています。「考える人」「パスティアン・ルパージュ」「バルザックの胸像」など、合計52点のブロンズ像や素描が収蔵されています。特に「考える人」のブロンズ像は高さ71.5cmの実物のほか、エントランス前に黄金の塗装が施された約2mのレプリカも展示されています。
2012年には、世界各地から集められた銘石の展示も開始され、美術館のコレクションに新たな魅力が加わりました。そして、2013年には巨大な水晶を祀る開運神社が美術館に併設され、訪れる人々に幸運をもたらす場所として親しまれています。さらに同年6月21日、美術館の前に展示されているローズクォーツの球がギネス世界記録に認定され、その名を広く知らしめました。
西山美術館は、株式会社ナックの東証一部上場を記念して創業者の地である東京都町田市に設立されました。美術館は、ロダンやユトリロの作品を専門に扱う美術館としてスタートし、開館当初から多くの美術愛好者に愛されてきました。
2012年には、世界各地の銘石が展示品として追加され、その豊富なコレクションはさらに充実しました。翌年には、美術館に開運神社が建立され、美術館は芸術と信仰が共存するユニークな場所となりました。また、同年にローズクォーツの球がギネス世界記録に認定され、西山美術館の知名度が一層高まりました。
西山美術館に所蔵されている主な作品は、以下の通りです。
2013年8月には、ホテルオークラ東京で開催されたチャリティーイベント「第19回秘蔵の名品アートコレクション展」において、西山美術館所蔵の『ラパン・アジル』と『郊外の雪道』が展示され、多くの来場者の目を楽しませました。
西山美術館は、午前11時から午後5時まで開館しています。月曜日と火曜日は休館日ですが、祝日や振替休日は開館しています。
入館料は大人1,200円で、保護者同伴の場合は15歳以下は無料で入館できます。なお、銘石やロダン館のみの入場は無料です。
西山美術館へのアクセスは、小田急小田原線の鶴川駅から神奈中バス野津田車庫行き、本町田経由町田駅行きに乗車し、綾部入口で下車後徒歩2分です。また、町田駅からも同様にバスでアクセス可能で、鶴川駅からはタクシーで約10分です。