東京富士美術館は、東京都八王子市に位置する美術館で、1983年(昭和58年)11月3日に開館しました。創価学会名誉会長であり創価学会インタナショナル(SGI)会長でもある池田大作によって創立され、「世界を語る美術館」をモットーに、世界各地の芸術作品を展示しています。
東京富士美術館は、西洋・東洋の多岐にわたる芸術作品を所蔵しており、その数は約3万点にのぼります。特にルネサンスから現代にいたる西洋絵画の名作約100点を常設展示しており、500年にわたる西洋絵画の歴史を一望することができます。また、テーマに沿った企画展や、世界各国の美術館からの貸出品を展示する特別展も随時開催されており、海外交流展などを通じて各国の文化紹介も行っています。
2008年(平成20年)には新館がオープンし、さらに充実した施設となりました。開館にあたっては、美術史家であるルネ・ユイグの貢献が大きかったと言われています。東京富士美術館は、創価大学や創価女子短期大学、創価学会東京牧口記念会館に隣接しており、2017年(平成29年)5月現在、創価学会会長の原田稔が名誉館長を務めています。
東京富士美術館には、ルネサンスから近現代に至る西洋絵画の名作が数多く所蔵されています。以下はその一例です。
西洋絵画だけでなく、東京富士美術館には日本の歴史や文化を反映した貴重な美術品も数多く所蔵されています。例えば、島津斉彬所用の大鎧様式の甲冑や、江戸時代に制作された蒔絵の作品など、伝統的な日本美術の魅力を伝える品々も見どころの一つです。
東京富士美術館にはかつて姉妹美術館として静岡県富士宮市に富士美術館がありましたが、2008年(平成20年)5月11日に閉館しました。
2010年(平成22年)9月には、当時の総理大臣であった菅直人氏が特別展「ポーランドの至宝」を観覧しました。美術館関係者らと懇談し、特別展の感想を述べましたが、政治に関する話題は出なかったという報道があります。同年7月の第22回参議院議員通常選挙で民主党が少数与党になったこともあり、「ねじれ国会」対策として公明党や支持母体の創価学会への接近を図ったものとの報道がありました。
東京富士美術館は、訪れる人々に芸術の魅力を提供し続け、国内外の文化交流の場として重要な役割を果たしています。
JR八王子駅から15分。北口・西東京バス12番のりばより(平日・土曜の始発から12:27発までは14番のりば)「創価大正門東京富士美術館行き」または「創価大学循環」を利用します。また、京王八王子駅からは西東京バス4番のりばより「創価大正門東京富士美術館行き」または「創価大学循環」を利用し、所要時間は約20分です。
中央高速八王子インターチェンジの第2出口から八王子市街方面へ進み、国道16号に合流します。三つ目の信号(谷野街道入口)を右折し、直進して二つ目の信号(谷野町)を右折します。また、圏央道あきる野インターチェンジからは秋留橋を左折し、国道411号線(滝山街道)に合流して国道16号方面(八王子市方面)へ直進します。純心学園前交差点を右折し、直進(700 m)です。
美術館敷地内には無料の専用駐車場が2カ所あり、西口駐車場には約40台、A駐車場には約50台の車を駐車することができます。