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芹ヶ谷公園

(せりがや こうえん)

芹ヶ谷公園は、東京都町田市に位置する町田市立の都市公園であり、自然と文化が調和する場所として市民に親しまれています。園内には「町田市立国際版画美術館」があり、アートと自然を楽しむことができる魅力的なスポットです。

概要

芹ヶ谷公園は、1982年(昭和57年)に西側の第一期部分(面積約4ヘクタール)が開園し、その後、東側エリアの拡張整備が進められました。1991年(平成3年)には東側の第二期部分(面積約7ヘクタール)が開園し、2001年(平成13年)には東側にあったひだまり荘周辺を含む部分が公園区域に追加されました。さらに、2018年(平成30年)からは北側(面積約2.4ヘクタール)の拡張工事が進行し、2019年(令和元年)に芹ヶ谷公園グラウンドと冒険遊び場前駐車場が先行オープン、2020年(令和2年)には同拡張区域が全面開園しました。

公園は町田駅から徒歩圏内に位置し、北側は小田急小田原線と面しています。桜の開花時期には「まちださくらまつり」が開催され、秋には「町田時代祭り」が行われるなど、季節ごとのイベントが盛りだくさんです。

見どころ

芹ヶ谷公園には、芸術作品が点在するエリアがあり、特に「虹と水の広場」にあるステンレス製の「彫刻噴水・シーソー」(飯田善国作、1989年設置)は圧巻です。この噴水は16メートルの高さがあり、水の重みでシーソーが動くユニークな設計となっています。また、園内には「my sky hole 88-4」(井上武吉作、1988年設置)、「開かれた宇宙」(高橋清作、1990年設置)、「トキオコシ」(平野杏子作、1990年設置)などのモニュメントが配置され、散策しながらアートを楽しむことができます。

ポケモンマンホール「ポケふた」

2020年8月からは、町田市のシティプロモーションの一環として、東京都内で初めてポケットモンスター(ポケモン)のキャラクターがデザインされたマンホールの蓋「ポケふた」が芹ヶ谷公園内に設置されました。これにより、子供から大人まで幅広い年齢層に人気のスポットとなっています。

「芸術の杜」プロジェクト

2016年度に策定された「芹ヶ谷公園再整備基本計画」に基づき、現在「芹ヶ谷公園“芸術の杜”プロジェクト」が進行中です。このプロジェクトでは、工芸品を扱う美術館や体験型の施設を新設し、アートと自然が融合する空間を目指しています。2024年の発表では、体験棟が2027年6月に、工芸美術館が2027年9月に、アートと出会いの広場が2028年12月に開館する予定です。

沿革

主な施設

芹ヶ谷公園には以下のような施設があり、訪れる人々を楽しませています。

アクセス

芹ヶ谷公園は年中無休で開園しており、時期によって開園時間が異なりますが、入園料は無料です。

電車でのアクセス

小田急小田原線およびJR横浜線の町田駅から徒歩約13分でアクセス可能です。

自家用車でのアクセス

国際版画美術館横の第一駐車場と芹ヶ谷公園グラウンド近くの冒険遊び場前駐車場にそれぞれ専用の有料駐車場が設置されています。合計で48台分の駐車スペースが用意されています。

芹ヶ谷公園は、自然と文化が融合した豊かな空間で、町田市民のみならず、多くの観光客にも親しまれています。訪れるたびに新しい発見があるこの公園は、四季折々の景色やイベントが楽しめる魅力的な場所です。

Information

名称
芹ヶ谷公園
(せりがや こうえん)

八王子・高尾山・町田

東京都