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城北交通公園

(じょうほく こうつう こうえん)

城北交通公園は、東京都板橋区坂下2-19-1に位置する交通公園です。この公園は、蒸気機関車や都バスの保存展示を行い、ミニSLの運転や鉄道模型の展示などを通じて、交通に関するさまざまな体験を提供しています。特に未就学児向けに自転車や豆自動車、三輪車の無料貸し出しが行われており、子どもたちにとって学びと遊びの場となっています。

公園の概要

城北交通公園では、蒸気機関車やミニSL、都バスの実物が展示されており、来園者は自由に見学することができます。これらの展示は、交通の歴史を学び、実際の車両に触れることで、訪れる人々に貴重な体験を提供しています。

貸出用乗り物

城北交通公園では、未就学児を対象に自転車(12から16インチの補助輪付き)、豆自動車、三輪車などの乗り物を無料で貸し出しています。これらの乗り物は、子どもたちが安全に楽しめるよう配慮されています。

静態保存車両

D51 513 蒸気機関車

D51 513は、「デゴイチ」として親しまれた蒸気機関車で、主に貨物輸送に使用されていました。戦前から戦後にかけて活躍し、最終的には1972年に山形県の酒田機関区を最後に廃車となり、現在は城北交通公園で展示されています。

ミニSL「ベビーロコ号」

ドイツのコッペル社製で「ベビーロコ号」と呼ばれる小型蒸気機関車です。元々は和歌山県の有田鉄道から東武鉄道が譲り受けたものですが、小さくて性能があまり良くなかったため長らく放置されていました。その後、ときわ台駅前で展示され、現在は城北交通公園のマスコットとなっています。

都バス V-K458号車

1981年度に導入されたV-K458号車(日野K-RE101WR)は、目黒営業所から葛西営業所を経て1991年10月に除籍され、その後城北交通公園に移されました。現在では、車内に入って見学することが可能です。

東京都交通局8000形電車の車軸

1972年に設置された東京都交通局8000形電車の車軸も展示されており、鉄道ファンにとって興味深い展示物の一つです。

交通資料館

城北交通公園内には交通資料館があり、蒸気機関車の模型やNゲージの新幹線、電車、昔の蒸気機関車の写真などが展示されています。2011年2月にはリニューアルが行われ、館内中央に設置されたジオラマでは16番ゲージの模型機関車が走る様子を楽しむことができます。

アクセス

城北交通公園へは、都営三田線の蓮根駅から徒歩5分でアクセスできます。開園時間は9時から16時で、休園日は毎週月曜日(祝日の場合は直後の平日に振替)、および12月28日から1月4日までです。

Information

名称
城北交通公園
(じょうほく こうつう こうえん)

練馬・板橋

東京都