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練馬区立美術館

(ねりま くりつ びじゅつかん)

練馬区立美術館は、東京都練馬区貫井に位置し、美術の森緑地内に設立された美術館です。1985年(昭和60年)10月1日に開館し、長い間、区民や美術愛好家に親しまれています。

設立の経緯と目的

練馬区立美術館は、単に美術品を展示・保管する場にとどまらず、地域住民が美術に対する理解を深め、自らが積極的に美術活動に参加できるような「開かれた美術館」を目指して設立されました。練馬区にゆかりのある作家の作品をはじめ、近現代の日本洋画や前衛美術など、多岐にわたる作品を約6,700点(寄託品を含む)収蔵しています。

展示活動だけでなく、区民向けに展示室の貸し出しを行ったり、各種の美術講座を開講するなど、広く文化の拠点としても活用されています。これにより、地元住民が美術に触れる機会を増やし、より身近に感じてもらえるような取り組みを行っています。

区内の教育との連携

また、練馬区立美術館では、地域の公立小中学校と連携し、教育活動の一環としても利用されています。毎年、区内の小中学生から選ばれた優秀な書き初め作品や絵画作品が展示され、子どもたちが自らの創造性を発揮する場を提供しています。このように、練馬区立美術館は次世代の芸術家や文化的感性を育てる役割も担っています。

建物の構造

練馬区立美術館は、練馬区立貫井図書館と一体化して設計されています。1階部分には図書館があり、美術館は2階と3階に配置されています。これにより、来館者は読書と美術鑑賞の両方を楽しむことができるという、ユニークな施設形態が特徴です。

主な収蔵品

練馬区立美術館には、以下のような日本の著名な作家による貴重な作品が収蔵されています:

代表的な作品

これらの作品は、それぞれの時代背景や作家の表現技法を反映したものであり、美術史においても重要な位置を占めるものです。美術館に訪れた際には、ぜひこれらの作品にも注目してみてください。

今後の活動と展望

練馬区立美術館は、これからも地域と密接に結びつきながら、美術と文化を発展させるための活動を続けていきます。さらなる収蔵品の充実や、新しい展示企画の実施、また区民や訪問者が積極的に参加できるワークショップなど、多彩なイベントが今後も計画されています。

ぜひ、練馬区立美術館を訪れて、さまざまな芸術の世界を体験してみてはいかがでしょうか。

Information

名称
練馬区立美術館
(ねりま くりつ びじゅつかん)

練馬・板橋

東京都