羽村市動物公園は、東京都羽村市に位置する地域密着型の動物園です。1978年5月1日に日本初の町営動物園として開園し、1991年11月1日に市制施行に伴い羽村市動物公園となりました。現在の園長は林修治氏であり、指定管理者は株式会社横浜八景島が務めています。
羽村市動物公園では多彩な哺乳類を飼育しています。その中でも特に人気のある動物には、アミメキリンやシロテテナガザルが挙げられます。また、シベリアオオヤマネコやミーアキャットなど、さまざまな種類の動物が園内に生息しています。
アミメキリン: サバンナに生息する草食動物で、長い首と美しい模様が特徴です。羽村市動物公園では、アミメキリンがのんびりと草を食む姿を見ることができます。
アメリカビーバー: アメリカ大陸に生息するビーバーで、堰を作る習性が知られています。羽村市動物公園では、ビーバーが水辺で遊ぶ姿が観察できます。
アライグマ: 北米原産の小型哺乳類で、器用な前足を使って餌を洗う姿が特徴的です。羽村市動物公園では、その愛らしい姿を見ることができます。
インドタテガミヤマアラシ: 長く尖った棘を持つアラシの一種で、インドを中心に生息しています。羽村市動物公園では、その独特の外見が来園者の注目を集めています。
オグロプレーリードッグ: 北アメリカの草原に生息するリスの仲間で、コミュニケーションをとるために高い声で鳴き交わす姿が見られます。
シロテテナガザル: 長い腕を使って木々を自在に移動するアジア原産のサルで、その優れた運動能力を間近で観察できます。
シンリンオオカミ: 北アメリカの森林に生息するオオカミで、羽村市動物公園ではその力強い姿と鋭い目つきが印象的です。
フェネック: サハラ砂漠に生息する小型のキツネで、大きな耳が特徴です。羽村市動物公園では、その愛らしい姿が来園者に人気です。
ホンドタヌキ: 日本固有のタヌキで、夜行性の習性があります。公園では、彼らののんびりとした動きを観察することができます。
マントヒヒ: サバンナや山岳地帯に生息する大型のサルで、強靭な群れ社会を形成しています。羽村市動物公園では、その迫力ある姿を観察できます。
ヤクシカ: ヤクシマに生息するシカで、羽村市動物公園では彼らが草を食べる姿や、時折鳴き声を上げる様子を楽しむことができます。
鳥類も多く展示されており、羽村市の市鳥であるアオバズクや、フンボルトペンギン、ルリコンゴウインコなど、国内外から集められた珍しい鳥たちが多数飼育されています。
アオバズク: 羽村市の市鳥にも選ばれているフクロウの一種で、夜行性のため夜間に活発に活動します。羽村市動物公園では、アオバズクが静かに木陰に佇む姿を見ることができます。
チリーフラミンゴ: チリ原産のフラミンゴで、ピンク色の美しい羽毛が特徴です。羽村市動物公園では、彼らが水中で食べ物を探す姿が観察できます。
ホオジロカンムリヅル: アフリカ大陸に生息する美しい鳥で、冠のような羽毛が特徴的です。羽村市動物公園では、その優雅な姿を楽しむことができます。
フンボルトペンギン: 南米沿岸に生息するペンギンの一種で、温暖な気候を好みます。羽村市動物公園では、ペンギンたちが水中を泳ぐ姿や、日向ぼっこをする姿を間近で見ることができます。
インドクジャク: 鮮やかな羽を持つクジャクで、その美しい羽を広げる姿は圧巻です。羽村市動物公園では、彼らが優雅に歩く姿が見られます。
羽村市動物公園には、ケヅメリクガメやビルマニシキヘビといった爬虫類も展示されています。これらの爬虫類は、子どもたちにとっても人気の展示となっています。
ケヅメリクガメ: アフリカ原産の大型リクガメで、長寿を誇ります。羽村市動物公園では、彼らがゆっくりと歩く姿を観察できます。
ビルマニシキヘビ: 東南アジアに生息する大蛇で、強力な体で獲物を締め付ける姿が特徴的です。羽村市動物公園では、その堂々たる姿を間近で見ることができます。
ジーベンロックナガクビガメ: 長い首を持つカメで、オーストラリアやニューギニアに生息しています。羽村市動物公園では、水中で泳ぐ姿を観察できます。
エントランスエリアは、園内に入ってすぐの場所にあり、肉食獣やサルなど様々な動物たちに出会うことができます。
サバンナ園では、サバンナに生息する大型動物たちが展示されています。中でも、キリンが特に人気です。
なかよし動物園は、来園者が動物とふれあうことができるエリアです。ここでは様々なイベントが開催され、動物たちとの交流を楽しむことができます。
ペンギンエリアでは、フンボルトペンギンなどが展示されており、日中はひなたぼっこをしている姿を見ることができます。
サル山では、サルやイノシシが共に暮らす姿を見ることができます。
バードエリアは、世界中の鳥たちが集められているエリアです。アオバズクは羽村市の市鳥であり、多くの来園者に愛されています。
芝生広場エリアには、ヤクシカなどの動物が展示されているほか、遊具エリアや蒸気機関車が展示されており、家族連れに人気のスポットです。
スタディホールでは、レッサーパンダやモルモットなどの動物たちが展示されており、教育的なイベントも開催されています。
園内には、軽食を提供する売店「AOBAZUKU」があります。ここでは、ご昼食や休憩時に利用できる軽食が提供されており、家族でのランチに最適です。
羽村市動物公園のミュージアムショップでは、限定アイテムやかわいいぬいぐるみなどのお土産が購入できます。生きものたちのポストカードも人気の商品です。
羽村市動物公園では、曜日や時間に応じて様々なイベントや体験プログラムが開催されています。動物とのふれあい体験や餌やり体験、動物舎の見学ツアーなどが行われ、来園者は動物たちと近距離で触れ合うことができます。
羽村市動物公園は「飼育動物の幸福な暮らし」を掲げ、動物福祉の向上に注力しています。2018年には開園40周年を迎え、その記念としてエントランスや園内の改修工事が行われました。これにより、来園者がより快適に訪れることができるようになりました。
2022年2月28日、日野自動車が羽村市動物公園のネーミングライツ・パートナーに就任しました。これに伴い、同年4月1日から4年間、愛称が「ヒノトントンZOO」となり、地域との連携を深めつつ、さらなる魅力向上が図られています。
羽村市動物公園の営業時間は、季節によって異なります。3月から10月までは午前9時から午後4時30分まで(入園は午後4時まで)、11月から2月までは午前9時から午後4時まで(入園は午後3時30分まで)となっています。また、毎週月曜日および年末年始(12月29日から1月1日)は休園日です。
入園料金は年齢によって異なります。4歳から中学生までの子どもは50円、15歳から65歳までの大人は400円、65歳から75歳未満のシニアは100円です。3歳以下や75歳以上の方、また障害者手帳をお持ちの方とその付添人は無料で入園できます。
羽村市動物公園へのアクセスは、JR青梅線羽村駅東口から徒歩20分、または立川バスで「羽村団地」下車徒歩すぐです。JR八高線箱根ケ崎駅からもバスを利用してアクセスが可能です。また、無料駐車場も用意されており、210台分の駐車スペースがありますが、休日には有料となる場合があります。