東京都立奥多摩湖畔公園 山のふるさと村は、東京都西多摩郡奥多摩町に位置する東京都立の体験型自然公園です。この公園は、豊かな自然環境の中でさまざまな体験を提供し、都民の健全なレクリエーションの場として親しまれています。
奥多摩湖に注ぎ込むサイグチ沢沿いにあり、奥多摩周遊道路が西側を通る位置にあります。公園の面積は34ヘクタールで、1990年10月に自然ふれあい施設としてオープンしました。運営は奥多摩町が指定管理者として行っており、訪れる人々に奥多摩の豊かな自然を紹介し、その魅力を伝えています。
ビジターセンターでは、インタープリターと呼ばれる専門職員が常駐し、自然情報や施設案内、周辺の観光情報を提供しています。館内には自然や人文に関する展示があり、様々なパンフレットも取り揃えています。また、「自然体験プログラム」や月に数回のイベントも開催されています。
公園内にはキャンプ施設があり、ログケビンやテントサイトで宿泊が可能です。ログケビンは4人用が12室、8人用が4棟あり、テントサイトは25区画あります。炊事棟やレンタル品(テント、寝袋、毛布など)、ファイヤーサークル、バーベキューサイトも完備されており、アウトドアを存分に楽しむことができます。
クラフトセンターでは、木工や石細工、陶芸、自然食(そば打ち)の教室が開催されています。月に数回、クラフトセンター主催のイベントも行われており、ビジターセンターと協力して公園全体のイベントを盛り上げています。
公園内には、730メートルから3,000メートルの長さの散策路が整備されています。「ネイチャートレイルⅠ」「ネイチャートレイルⅡ」「ネイチャートレイルⅢ」などのルートがあり、それぞれ奥多摩の豊かな自然を感じながらの散策が楽しめます。また、杣(ソマ)の小道や湖畔の小道、奥多摩湖いこいの路といったバラエティ豊かな散策コースも魅力の一つです。
公園には、研修室や会議室、132台の駐車スペース(大型バス5台含む)などもあります。車椅子用スロープや洋式トイレ、シャワー室、売店など、バリアフリーにも配慮された施設が充実しています。また、湖畔広場やレストラン前広場、東屋(あずまや)などの休憩スペースもあり、自然の中でのんびりと過ごすことができます。
公園内には、軽食や喫茶を楽しめるレストラン「やませみ」があります。ギャラリースペースも併設されており、食事とともにアート作品の鑑賞も可能です。
公園は毎日9:00から17:00まで開園していますが、年末年始(12月29日から1月3日)は休園となります。訪れる際は、事前に開園状況を確認しておくと安心です。
徒歩: JR青梅線奥多摩駅前から西東京バスに乗車し「小河内神社前」で下車後、徒歩で約40分です。土日祝日には最寄りの西東京バス「大津久」バス停から送迎バスも運行しています。
自動車: 奥多摩周遊道路の「山のふるさと村」ゲート前にある信号交差点が公園の入口です。
東京都立奥多摩湖畔公園 山のふるさと村は、都内で豊かな自然を体験できる貴重なスポットです。キャンプやクラフト体験、ネイチャートレイルなど、様々なアクティビティを楽しむことができ、家族連れや友人同士でのアウトドアレジャーに最適です。ぜひ一度足を運んでみてください。