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東京都 檜原都民の森

(とうきょうと ひのはら とみん もり)

東京都檜原都民の森は、東京都西多摩郡檜原村にある自然公園です。東京都環境局が設置した都民の森のひとつで、都民が自然に親しみ、森林や林業に対する理解を深めることができる施設となっています。

中心施設の「森林館」

檜原都民の森は、東京都西端部に位置する三頭山を区域に含み、奥多摩周遊道路沿いに位置しています。秩父多摩甲斐国立公園の一部であり、檜原村都民の森水源林として水源の森百選にも指定されています。

施設の概要

檜原都民の森は約200ヘクタールの広大な敷地に5つのゾーンに分かれたハイキングコースが整備されており、自然を満喫しながら歩くことができます。敷地内には、展示施設や体験の場所があり、各シーズンには様々な体験プログラムが実施されています。また、売店と食堂もあり、東京都内で最も標高が高いレストランで食事を楽しむこともできます。さらに、トイレなどの設備も充実しています。

登山・ハイキングルート

檜原都民の森の駐車場には、西東京バスの無料連絡バスの停留所があり、登山客にとって便利です。駐車場に隣接する売店では軽食やお土産が販売されており、そこから舗装道と階段を上っていくと「森林館」に到着します。森林館では、周辺のポケットサイズの地図やガイド、立体地図、野鳥や野生動物の情報が得られます。また、森林館内には飲食店や自然体験の受付もあります。

登山ルートの案内

森林館から三頭山山頂までは、徒歩で約1時間半から2時間かかります。また、森林館からのルートでは、三頭山山頂から奥多摩湖方面(所要時間:約2時間半から3時間)や松姫峠(所要時間:約3時間半)、鶴峠(山梨県、所要時間:約2時間)に向かうことも可能です。

交通アクセス

檜原都民の森へのアクセスは、武蔵五日市駅から西東京バス「数馬・都民の森」行き(冬期運休)で終点下車となります。駐車場も完備されているので、車でのアクセスも便利です。

三頭山(東京都)

三頭山(みとうさん)は、東京都西多摩郡奥多摩町・檜原村、山梨県上野原市、北都留郡小菅村にまたがる標高1,531メートルの山で、日本三百名山、山梨百名山の一つに選ばれています。古くは山の神々が集まる場所で「鹿妻山」と呼ばれていました。

三頭山の概要

三頭山はその名の通り、西峰(1,527メートル)、中央峰(1,531メートル)、東峰(1,528メートル)の3つの頂上を持つ山です。三角点は東峰に設置されています。奥高尾縦走路や笹尾根の北端に位置し、奥多摩三山の最高峰として知られています。また、三頭山は多摩川最大の支流である秋川の源頭の山でもあります。

三頭山の地質と自然

約800万年前に地下から溶岩が突き上げ、およそ8合目までは石英閃緑岩で構成されています。この閃緑岩は「数馬御影石」とも呼ばれています。山頂周辺にはブナ林が広がり、その美しい景観は訪れる人々を魅了します。三頭山の東面一帯は「檜原都民の森」として整備され、自然観察路や遊歩道が整備されています。

登山コース

檜原村側にある「都民の森」を経由するルートが最も一般的な登山コースです。その他にも、北側の奥多摩湖側からヌカザス山・入小沢ノ峰やイヨ山を経由するルート、西側の小菅村から向山・鶴峠を経由するルート、南東側の槇寄山方面から笹尾根をたどるルートなど、多様な登山コースがあります。

都民の森コース

このコースは、武蔵五日市駅よりバス「数馬」行きにて数馬バス停下車後、無料バスで「都民の森」バス停に移動します(冬期運休)。三頭大滝を経由するブナの路コースは、登り1時間55分、下り1時間30分の所要時間です。森林館から山頂までの往復周遊コースは、健脚向けのコースとして案内されています。

その他のコース

他のコースとしては、笹尾根(数馬より)、ヌカザス尾根コース、山のふるさと村コース、ムロクボ尾根、余沢より、笹尾根(郷原より)、鶴峠よりなどがあり、各ルートによって所要時間が異なります。これらのコースはいずれも自然豊かな環境の中で登山を楽しむことができるので、自分の体力や時間に合わせて選ぶことが可能です。

登山設備

三頭山には登山者のための設備も整っています。山頂付近には三頭山避難小屋や見晴小屋、展望台(東峰)があり、登山者が休憩したり景色を楽しむことができる場所が設けられています。

Information

名称
東京都 檜原都民の森
(とうきょうと ひのはら とみん もり)

奥多摩・青梅

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