東品川海上公園は、東京都品川区東品川二丁目・三丁目に位置する区立公園です。1995年に整備が始まり、2007年3月31日に全面開園しました。親水性を重視した設計が施されており、目黒川が天王洲南運河に注ぎ込む河口部に広がるこの公園は、自然と調和した憩いの場となっています。
東品川海上公園は、二丁目側が天王洲公園、三丁目側が東品川ポンプ場に隣接しています。二丁目と三丁目は運河で分かれており、歩道橋であるアイル橋が両エリアを結んでいます。園内全体には芝生が広がり、子どもたちに人気のある鯨型の滑り台やジャブジャブ川、噴水など、楽しめる施設が充実しています。また、運河沿いにはボードウォークが設けられており、水辺を感じながら散策を楽しめます。
運河沿いのボードウォークは、散歩やジョギングに最適なスポットです。また、ボードウォーク脇にはオランダの絵本作家ディック・ブルーナが描いたキャラクターを象った花壇があり、特にミッフィーをモチーフにしたデザインは多くの来園者に親しまれています。
公園には浮き桟橋もあり、個人利用はできませんが、手漕ぎボートの発着が可能です。利用を希望する場合は、事前に問い合わせが必要です。
東品川ポンプ所の建物も、屋上が公園の一部として整備されており、9時から21時まで一般開放されています。屋上庭園からは、天王洲アイルやレインボーブリッジ、お台場などの景色を一望でき、眺望の良さが特徴です。
東品川海上公園は通年入園自由で、入園料は無料です。また、専用の有料駐車場やトイレ、子ども用遊具が完備されています。夜間でも園内は明るく、安心して利用できます。
毎年3月末から4月の第1週にかけて「しながわ運河まつり」が盛大に開催されます。桜の名所としても知られる公園には、花見客が多数訪れ、賑わいを見せます。
東品川海上公園へのアクセスは以下の通りです。