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池田山公園

(いけだやま こうえん)

池田山公園は、東京都品川区東五反田に位置する品川区立の都市公園です。この公園は、地元住民にとって憩いの場として広く親しまれており、四季折々の自然が楽しめる場所としても知られています。公園内は江戸時代の回遊式庭園の趣を残し、訪れる人々に癒しと静かな時間を提供しています。

池田山公園の歴史

この地域は、江戸時代には備前国岡山藩主である池田氏の下屋敷があった場所です。当時から「池田山」として知られており、周囲の高台一帯もその名で呼ばれていました。廃藩置県後も池田家の屋敷として使われ続け、やがて宅地化が進むとともに高級住宅街へと変貌を遂げました。このエリアには、上皇后美智子様の実家である正田家の邸宅もあったことが知られていますが、現在その跡地は「ねむの木の庭」という小さな公園として公開されています。

池田山公園がある場所は、もともと池田家の下屋敷の奥庭にあたる部分で、戦後しばらくは個人の邸宅が建っていました。しかし、庭園の美しさと歴史的価値を守るため、品川区が土地を取得し、1985年に区立公園として開園しました。現在でも江戸時代の回遊式庭園が良好に保存され、一般に公開されています。

公園の魅力

池田山公園は、その起伏に富んだ地形を活かした池泉回遊式庭園が特徴です。園内では、梅(2月中旬~3月中旬)、椿(2月下旬~3月)、つつじ(4月中旬~5月中旬)、花菖蒲(5月下旬~6月上旬)、紫陽花(6月~7月中旬)、紅葉(11月中旬~12月上旬)といった四季折々の花々を楽しむことができ、多くの訪問者を魅了しています。特に春と秋の花々や紅葉は見事で、園内を散策するだけでも季節の移ろいを感じることができます。

さらに、園内の滝や池は、風水的にも「浄化効果が高い」とされ、近年ではパワースポットとしても注目されています。特に池田山公園は、富士山からの「気」が流れる龍脈上に位置していることから、その癒しのエネルギーを求めて訪れる人々も増えています。

公園の施設と特徴

池田山公園は、池田家の下屋敷跡を整備した公園であり、江戸時代の回遊式庭園の美しさを残しています。高低差を活かした設計により、訪れる人は公園内を歩きながら庭園全体を楽しむことができます。高台部分は遊戯や休憩に適したエリアとなっており、低地部分では池や滝を中心とした回遊ゾーンが広がっています。

園内には以下の施設があります:

また、池田山公園から徒歩5分ほどの場所には、正田家の邸宅跡に造られた「ねむの木の庭」という小さな区立公園もあります。こちらも静かな雰囲気の中で自然を楽しむことができ、池田山公園と合わせて訪れることをおすすめします。

アクセス情報

池田山公園へのアクセスは、以下の通りです:

まとめ

池田山公園は、品川区にある都会のオアシスとして、江戸時代の庭園美を今に伝える貴重な場所です。自然豊かな公園内で四季折々の花々を楽しむことができ、また、風水的にも注目されるパワースポットとしても人気を集めています。歴史あるこの場所を訪れ、静かな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

Information

名称
池田山公園
(いけだやま こうえん)

品川・蒲田

東京都