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天祖・諏訪神社

(てんそ すわ じんじゃ)

天祖・諏訪神社は、東京都品川区南大井に位置する神社です。昭和40年(1965年)に、旧東海道沿いで立会川を挟んで並んで鎮座していた天祖神社(南浜川鎮守)と諏訪神社(北浜川鎮守)が合祀されたことで、現在の天祖・諏訪神社が誕生しました。

神社の由緒

天祖神社の歴史

天祖・諏訪神社の一部である天祖神社は、建久年間(1190年 - 1199年)に作成された『大井郷之図』に神明社(天祖神社の旧名)としてその存在が確認されており、それ以前に創建されたと考えられています。また、別当寺である来福寺(正暦元年〈990年〉創建)の境内にあったとも伝えられています。

諏訪神社の歴史

一方、諏訪神社は松平土佐守の下屋敷の海岸寄りに鎮座しており、寛永8年(1631年)以前に創建されたとされています。昭和40年(1965年)、天祖神社の改築に伴い、両神社が天祖神社のある場所に合祀されました。合祀と同時に、南大井二丁目にある浜川神社から東海七福神の福禄寿も移されました。

品川の歴史と天祖・諏訪神社

品川は平安時代からその名が知られており、鎌倉時代や室町時代には江戸湾の重要な港として栄えていました。太田道灌も品川に滞在していた時期があります。徳川氏が江戸に入った後、慶長六年(1601年)に東海道五十三次が制定され、品川はその第一の宿駅となりました。

沿道には由緒ある社寺が多く、古くから七福神が祀られてきました。「七難即七福即生」の故事に基づき、多くの参拝者が訪れ、昭和七年に品川が大東京に編入された記念として、東海七福神初詣が定められ、現在に至っています。

境内社の紹介

厳島神社

厳島神社は、弁天様(弁財天)を祀っており、その御使いは蛇(巳・へび)とされています。6月の初巳の日にお参りをすると、金運や財運、芸能や学問の運が開けると信じられ、多くの信仰を集めています。

稲荷神社

稲荷神社は、穀物の神、農耕の神、商工業の神として崇められています。名前の「ウカ」は穀物・食物を意味し、広く稲荷神(お稲荷さん)として信仰されています。

天祖・諏訪神社の兼務社

天祖・諏訪神社が管理する神社には以下のものがあります。

アクセス情報

天祖・諏訪神社へのアクセスは、京急本線・立会川駅より徒歩1分です。拝観は無料で、誰でも気軽に訪れることができます。

Information

名称
天祖・諏訪神社
(てんそ すわ じんじゃ)

品川・蒲田

東京都